【美建築さんぽ】名だたる文豪たちの「かんづめ宿」。アールデコ様式の美建築「山の上ホテル」

「芸術の秋」「読書の秋」にちなんで、今回は文豪に愛され続ける美建築ホテルをご紹介します。
JR御茶ノ水駅から徒歩6分ほどにある「山の上ホテル」はアールデコ様式のクラシカルな内外装を残したホテルとして知られています。
近隣にたくさんの出版社がある立地だったこともあり、当時活躍した作家たちはこちらのホテルで「かんづめ」になって執筆活動をしていたそうです。締め切り前の時期にはホテルロビーに出版社の人々が溢れかえっていたのだとか。
川端康成、三島由紀夫、池波正太郎をはじめ数多くの作家に愛された、都会の真ん中にいることを忘れさせてくれる、温かいもてなしを感じられる小さなホテルです。
35室ある客室はどれひとつ同じレイアウトの部屋はないのだそう。
お気に入りの本を携えて、ゆっくり滞在してみたくなるホテルです。
@yamanouehotel