輸送改善プロジェクト

1中央快速線グリーン車導入

ホーム延伸等の設備改良を行ってグリーン車導入(12両化)を実現します

グリーン車サービスの展開イメージ

着席サービスに対するニーズの高い中央線等では、サービス改善を目指し、中央快速線等に、新たに2階建てグリーン車2両を連結(12両化)します。これにより、首都圏の主要5方面(東海道、中央、東北、常磐、総武方面)すべてにグリーン車が導入されることとなります。
グリーン車導入(12両化)区間の全44駅及び車両基地等において、ホームの延伸工事をはじめとした、12両での運行に必要な駅改良、線路改良、信号改良等を推進しています。

2羽田空港アクセス線構想

羽田空港へのダイレクトアクセスによる「シームレスな移動」の実現を目指します

羽田空港アクセス線構想 計画案

当社の東京圏鉄道ネットワークや既存ストックを有効活用し、多方面からのダイレクトアクセスによる時間短縮や乗換解消を実現する「羽田空港アクセス線構想」を推進しています。
 本構想のうち、「東山手ルート」(田町駅付近~東京貨物ターミナル間)と「アクセス新線」(東京貨物ターミナル~羽田空港新駅間)については、環境影響評価手続きに着手しています。この区間の整備により、東京方面(宇都宮線・高崎線・常磐線方面)から羽田空港へのアクセス利便性を大きく向上させることが可能となります。

3東北新幹線盛岡・新青森間高速化

東北新幹線の速度が向上し、青森・函館エリアがより身近になります

東北新幹線盛岡・新青森間高速化 イメージ
工事状況(2022年11月時点)

お客さまサービスの向上、交流人口の増加や地域活性化を目的として、新幹線の速度向上による所要時間の短縮に取り組んでいます。東北新幹線盛岡~新青森間の最高速度は現行260km/hですが、これを320km/hに引き上げます。新幹線の速度向上のためには、騒音対策など設備整備が必要です。この工事では、トンネル緩衝工の延伸などの整備を行います。これにより、最大5分程度の所要時間の短縮が見込まれます。

4山形新幹線福島駅上りアプローチ線新設

東北新幹線福島駅構内の平面交差を解消し新幹線の輸送改善を行います

東北新幹線「やまびこ」と山形新幹線「つばさ」の切り離し・連結作業が行われる福島駅では、作業を行う下り2番線と奥羽本線を連絡するアプローチ線(単線)が上下線で共用となっています。そのため、上り列車の車両連結にあたっては、「やまびこ」が下り2番線着発を行うため、東北新幹線下り線で2回の平面交差が必要です。この平面交差により、列車ダイヤの設定・運行に制約が発生することが長年の課題でした。本工事では奥羽本線と新幹線上り2番線を結ぶ上り線専用のアプローチ線を新設することで、平面交差を解消し輸送改善を行います。

山形新幹線福島駅上りアプローチ線新設 イメージ
山形新幹線福島駅上りアプローチ線新設 構内図