
忙しい日々を忘れて、ちょっと充電したいと思っている方にぴったりのプラン、「海辺のリゾートでエステ&ランチ&温泉入浴」プランを体験してきました。
日帰りなのに、エステも、グルメも、温泉まで楽しめる!ホテル一宮シーサイドオーツカって、どんなところか気になりますね。では、さっそくレポートします。
東京駅から、特急わかしお号で上総一ノ宮駅までは約1時間。駅からはホテルの送迎バスに乗って、周囲ののどかな風景など眺めていると、ホテルに到着です。エントランスやロビーがゆったりと広くて、どこもリゾート感いっぱい。ワクワクしながらホテルをちょっと散策してみました。エントランスから反対側にまわると、あふれる陽射しの下にはプール! 今は泳げないけど、プチバカンス気分が一気に上昇します。



眺めを満喫したいと思い、屋上にあがってみました。ホテルのすぐ前には青い海。海風を感じながら、庭を散策してみるのも気持ちよさそうですね。
ところで、一宮町といえばサーフィンのメッカ。東京2020年オリンピック・パラリンピックではサーフィンの競技会場にも選ばれました。大会会場はホテルからも近いのですが、どんな盛り上がりを見せてくれるのか、楽しみです。


水辺はマイナスイオンが豊富なので、居るだけで気分が癒されます。
それでは、まずはじめにランチの紹介です。
千葉県は、実は食材の宝庫。農産物では全国トップクラスの多品種の野菜が収穫できるそうです。そういえば、駅からホテルに来る途中もハウスがたくさんありました。ホテルでは、そうした豊富な農作物や、新鮮な魚介類、肉類を吟味してオリジナル和洋創作料理を提供しています。こちらが、この日の「和花ランチ」。


彩りよく6品をそれぞれ小鉢に入れ、季節の花に見立てた、目でも楽しめるランチです。シーズンによって花やお料理の内容が変わりますが、この日は冬を代表する花、水仙でした。黄色いお皿の上に、中央が千葉県の特産品である菜の花を使った信田巻き、その上から時計回りに鶏のクリーム煮、河豚のみりん干し、鉄皮ポン酢寄せ、りんご金時和え、海老の竜巻揚げです。ほかに、お刺身、小鉢、汁物、ご飯、デザートも付いています。
ご飯は、この地域で収穫した「いすみ米」。澄んだ水辺にしか生息しないという源氏ほたるの飛ぶ、その近くの田んぼで採れたお米なのだそう。一粒一粒がしっかりとした風味がありおいしいご飯です。カラフルな胡麻といくらがトッピングされていて、一層食欲をそそります。ちょっとずついろいろな種類がいただきたい、女性の好みのランチですね。

次にエステの紹介です。フェイシャルと、ボディのどちらかのコースを旅行申込時に選択します。今日は、さらっと両方をご紹介しましょう。
ドアをあけると、そこはミントブルーを基調とした明るい陽光の入るエステルーム。海をイメージしたような、今までと違う空間が広がっています。窓の外には、青い空とプールも見えて、束の間、日々の雑事を忘れさせてくれます。爽やかな空間でリラックスしながら、お肌やボディのケアができるなんて、まさに自分自身へのご褒美ですね。


まずは、エステティシャンの方が、カウンセリングをしてくれます。健康状態や肌質のことなどを質問されますので、気になる点はここできちんと伝えておいたほうがいいですね。また、シミやくすみなど、本人の希望を聞いて、それに合わせた施術をしてくれます。


では、さっそく【フェイシャル60分コース】です。
最初に、クレンジングをしてから、泡洗顔を行います。
そして、何やら機械が登場。「スクライバー」と呼ばれる超音波の美顔器で、毛穴に詰まった汚れを落としてくれるそうです。角栓って、ふだんの洗顔ではなかなかきれいにならないんですよね。でもこれなら肌に無理なく、きれいになりそう。ピーリング効果も期待できるので、透明感がアップして明日のメイクのノリも違ってくるかもしれませんね。
次は、美容液導入。とってもカラフルに光る機械が登場しましたが、これはLEDライトを使いながら美容液を効率よく浸透させる美顔器なのです。LEDライトは色によって波長が違うため、皮膚に伝わる深さも異なります。それを利用して、くすみに働きかけたり、ニキビケアや代謝をサポートしたりなど、それぞれの役目を果たしつつ、トータルな美肌効果が望めるのだそうです。もちろん紫外線とは波長が異なるため、お肌への悪影響はありません。もはやLEDライトは、美肌ケアの新常識とか……。知らないとソンですね。

そして、次のスッテプはマッサージ。エステティシャンの方の手が心地よくて、この頃になるともうなんだか夢気分。首筋やデコルテまで丁寧にケアしてもらえるのがうれしいですね。「首や肩が凝っていると肌のくすみにつながるんですよ」なんて、豆知識も教えてもらいました。


この後、保湿やブライトニングなど希望に合わせてパック。やっぱりこの季節は乾燥ぎみなので、今日は保湿してもらいます。そして、仕上げの乳液やクリームで肌を整えてもらい完了! お肌はツルツル、むき卵のよう(と自分では思いますが)。プロの技で、定期的にお肌のメンテナンスをしてもらうのも必要だなと実感しました。

そして、【ボディケア40分コース】のご紹介です。
こちらは、主に背中か脚のトリートメントになります。背中の凝りがきついので背中メインでとか、40分の中であればリクエストに応えてくれます。もちろん、半々でもOKです。
まずは、背中。うつぶせに寝て、肌状態に合わせてオイルかクリームを塗ります。そして、凝っている部分を絶妙な力加減でマッサージ。自分では日頃ケアできないところをほぐしてもらえると、思わず「ふう~」なんてため息が出ちゃいそう。
そして脚。こちらも、最初にオイルかクリームを塗ってマッサージ。足裏や膝の裏をほぐして、リンパの流れをよくしていきます。すっかり冷えていた脚が、だんだんポカポカに。なんだか軽くなったような気がします。日頃、酷使している脚を時にはこうしていたわってあげるべきですね。そんなことを考えているうちに、あっという間の40分でした。


トリートメント終了後は、お肌はしっとりすべすべ。経験豊富なエステティシャンの方の施術に身をゆだねて、心も身体もリラックスできたひとときでした。
実は一宮は、「古代海水の湯」として注目の天然温泉。海から引いてきた温泉水は、「ヨウ素」をはじめとするミネラル成分が豊富なのだそうです。ぜんそくやアトピー性皮膚炎によいということで、新聞にも取り上げられたことがあります。

海藻などに含まれているヨウ素は、人の体にも欠かせない微量元素だそうです。一宮町の隣の白子町はヨウ素の産出量が世界第2位を誇るそうで、古代の地層に沈んだ海草などが長い年月を経て分解・濃縮されたと考えられています。ですから、同じ地層の一宮温泉のお湯もヨウ素たっぷり。それで、「古代海水の湯」なのですね。海藻は、パックなど美容にも使われますが、その成分が溶け出した温泉と聞いて、さっそく入ってみることにしました。
ゆっくり手足を伸ばせる広い湯船。湯量もたっぷりです。泉質としては、意外とさらりとしています。ほんの少し海藻の臭いがしますが、それがまた肌によさそう。薄く黄色がかっているので、「黄金の湯」とも呼ばれるそうです。黄金なんて、なんだかありがたい気がしますね。



内湯だけでなく、露天風呂も完備しています。陽射しや外の風を感じられる露天風呂は、また内湯とは違った趣があって、つい長湯してしまいそうです。
湯船に浸かって、「あぁ、充実した一日だった」と気がつかないうちに思わずにニッコリ。東京からすごく近い場所に、こんな素敵なリゾートがあったなんて、友達に自慢したくなりますね。自分をリフレッシュできるこうした素敵な場所で、上手な時間の使い方をできる人こそ、大人の女性なのかもしれません。もう少し春めいたら、この辺りはどんな感じなんだろう……。こんな心地よい自分磨きなら、また近いうちに!と思わずにはいられませんでした。
エステでリフレッシュした後、時間があれば、ぜひ足を運んでいただきたいのが上総国一之宮 玉前神社(かずさのくにいちのみや たまさきじんじゃ)。上総一ノ宮駅から徒歩7~8分くらいです。


ご祭神は、海の女神 「玉依姫命(たまよりひめのみこと)」。昔から女性を尊び守護する神社で、縁結びや子授け、安産などにご利益があるとされています。また、人生の波に乗れるように「波乗守」などのユニークなお守りや、ご神水をいただくこともできます。1200年以上の格式高い神社で、さらにパワーを充電してみてはいかがでしょうか。
帰りには参道の途中にある「御菓子司 角八本店」でお土産を。いちご大福もおすすめですが、めずらしいところでは、みかん大福。甘いみかんを丸ごとぎゅう肥で包んだ大福は、食べると「じゅわっ~」と果汁が口の中いっぱいに!ぎゅう肥の甘さとみかんの程よい酸味のバランスが絶妙です。


