パワースポット成田山新勝寺で、スペシャル&モリモリ体験

房総観光キャンペーン特別企画「成田山新勝寺で体験修行と襖絵 特別拝観ツアー」に、 皆さんより一足早く参加してきました。修行ってつらいの? 襖絵って何? いろいろ気になりますね。

あれやこれやの楽しい、おいしい体験をさっそくレポートします!

JR成田駅から成田山新勝寺へ

JR新宿駅からJR成田駅までは、「特急 北総江戸紀行」で約1時間20分。乗り換えなしの直通だから楽ですね。ツアーの場合、JR成田駅に到着したら、成田山新勝寺の方がホームでお出迎えしてくれます。今回のプレツアーは、ちょっと余裕を持ってJR成田駅に着いたので、のんびりと歩いて向かいましょう。

E257系
今年の干支もちゃんとお出迎え

江戸時代から門前町として栄え、その雰囲気を今に伝えています。表参道では、十二支の石像が出迎えてくれました。平成30年の干支、戌はどこかな、と思わず探すとありました! ちょっとすました表情でお座りポーズをしている戌と一緒に記念撮影!写真を撮るのも「コトたび」の1つです!

いろいろなお店が軒を連ねている
情緒のある街並み

曲がりくねた道をいくと、ちょっとした坂があったり、千葉の特産品であるピーナッツを売るお店があったり、名物の鰻屋さんがあったり、情緒豊かな通りです。帰りにお土産を買おうかな、などと思っていたら、左手前方に成田山総門が見えてきました。あっという間に新勝寺に到着。総門を背にして、前に見えるのが信徒会館です。

成田山総門
平安時代から千年以上も親しまれ続けている「お不動さん」で。

「成田のお不動さま」として親しまれている成田山新勝寺。高僧、寛朝大僧正が940(天慶3)年に開山した真言宗智山派の大本山です。御本尊は、弘法大師空海が一刀三礼(ひと彫りごとに三度礼拝する)の祈りをこめて彫り、開眼した不動明王。

歴史を知ると、ますますありがたみが増してきますね。でも恐れ多くて、今日の体験修行をやり切れるか心配になってきました。修行って僧侶が行うものですよね。どうも厳しいイメージがあるのですが……。

大本堂地下の講堂へ移動します。ここで法話・坐禅、写経を体験します。 「お坊さんの修行の体験を通じて、落ち着いて自分を見つめる心を育むのが体験修行なので、緊張しなくても大丈夫ですよ」と優しく声をかけてくれたのは、本日、私たちを担当してくれる中峰照希(なかみねしょうき)さん。よかった。ちょっと緊張が解けてきました。

「まずはお香を手に取って体を清めてから席についてください」と中峰さん。すぐに書き始めるのではないのですね。失礼いたしました。席に着いたら机の上にある輪袈裟(わげさ)を首に掛けます。僧侶が身につける袈裟の一種で、私たちも僧侶と同様に修行をする身であることの証です。

右手の親指を上にして手を組み、真言を唱えて頭は下げずに膝を軽く曲げて伸ばすことを3回繰り返します。不動明王の御真言を唱え、椅子に腰かけて坐禅を行います。 「軽く目を閉じて深呼吸いたしましょう」 中峰さんの声が響きます。

一文字一文字を丁寧に書いていきます

眼をしっかり瞑(つぶ)るのではなく、瞼(まぶた)の力を抜くというイメージでしょうか。胸の汚れた空気を口から吐き出します。鼻から、講堂内のきれいな空気を吸い込みます。今度はお腹の中の汚れた空気を口から吐き出します。また鼻から空気を吸い込みます。次に全身の汚れた空気を口から吐き出します。最後に全身をきれいな空気で満たすように、鼻から空気を胸いっぱいに吸い込みます。呼吸に集中していると心が穏やかに静まってきました。

いよいよ筆を持って書き始めるときがやってきました。緊張のせいか武者震いか、手が震えて書けないと思っていたら、机に手を置いて、ボールペンのようにして書いて良いそうです。実際にボールペンやサインペンも用意されていましたが、やはりここは筆を選びたい。

「うまく書く必要はないのです」
私の心を読んでいるかのように、中峰さんは絶妙なタイミングでお言葉をかけてくださいます。あ~ありがたい! 上手に書きたい、早く書き終わりたいなどという邪念は捨てて、丁寧に筆を進めることにします。筆を握るのは何十年ぶりでしょうか。「南無大日大聖不動明王」という10文字を書きます。払い、止め、跳ね。だんだん思い出してきた、調子に乗ってきたと思ったら、もう終了。始まる前は震えていた私はどこへ行ってしまったのやら、です。

10文字を書き終えたら、日付、願いごと、名前、住所を書き入れます。意外に、キレイに出来上がりました。今日の記念に持って帰りたいなと思っていたら、 「お経は仏様です。どうぞお納めください」と言われました。

写経をお預けすることで、毎朝のお護摩のお勤め時に、拝んでいただけるのだそうです。願い事が叶いそうな気がしてきました。写経は、一文字一文字に仏様を迎える儀式。やはりこれは修行ですね。

左:納経カード、右:納経帖
勝御守

お経を預かったという印に納経カードをいただくことができます。2回目には、納経帖に印を押してもらえ、御朱印のようにコレクションされる方もいらっしゃるのだとか。私も再チャレンジしてみたい!

この使用した筆と、もう一つ授けていただけるものがあります。それは「勝御守」。修行して手に入れたお守りだと思うと、一層ご利益がありそうです。

ほの暗いお堂の中で揺らめく炎に背筋が伸びる。

次は本堂に移動して、護摩修行です。燃え盛る御護摩の炎の中に投げ込まれるのは、護摩木という特別な薪。願いごとを清め、成就することをお坊さんが祈願してくれます。護摩木が投げ込まれるたび、炎が高く燃え上がり、祈願しているお坊さんは熱くないのかしら、やけどしないのかしらと、心配になってきます。しかし、それこそが邪念。一心不乱にお祈りをしているお坊さんの姿は神々しくて、思わず手を合わせていました。

財布やカバンなどの大切なものを御護摩の火にあてることで、お不動さまのご利益をいただく、御火加持(おひかじ)が行われます。前の方に続いて、大切な財布が入ったカバンをお預けします。カバンが返ってきたときに、ちょっぴり重くなっているような気がしたのは私だけでしょうか。信じる者は救われる、ですね。最後に、声を合わせて御真言を唱えて一心にお祈りし、護摩修行は終了です。金運アップしてるといいな♪

これも修行!? おいしい、楽しい、感動の体験修行

続いて光輪閣に移動して、精進料理をいただきます。これも立派な修行。坊入り(ぼういり)と言って、成田山新勝寺に古くから伝わる伝統ある儀式です。なんと、護摩修行をした人だけが口にすることができる尊いもの。ありがたく頂戴しましょう。

一口だけお神酒をいただきます
彩りよく盛り付けられた御膳

お猪口に入っているのはお神酒です。まだ昼ですが、お神酒ですからいただきましょう。う~、修行体験が終わった後の清らかな体に、この一口が染み渡ります。

次はお吸い物をいただきます。「???」と頭の中にクエスチョンマーク浮かびました。これが何の味なのか、とっさにはわかりません。 想像と違っていたのは、昆布で出汁を取っていたからでした。殺生したものを口にしない、精進料理だから、カツオ出汁などはNGなのです。昆布出汁は濃い味付けではないのに、しっかりと風味を感じるおいしさでした。

さてお次は、中央にドーンと居座る茶色い物体、気になります。

甘い佃煮、酢蓮と味のバラエティも豊富
大浦ゴボウのレプリカ。こんなに大きい!

木の切り株?

ではありません。なんとこれはゴボウ! 新勝寺でしか味わえない“勝ちゴボウ”です。この巨大なゴボウは、大浦ゴボウといって、千葉県匝瑳市大浦地区だけで作られています。土壌がやわらかいので、大きく育つのだとか。その大浦ゴボウを使用して作られた佃煮で、江戸時代から新勝寺が味を代々伝えてきました。ちょっと甘めで、柔らかく煮込んであります。

煮物の中にも見慣れないものが。豆腐を使って厚焼き玉子に見せている擬製豆腐という料理です。豆腐を潰して煮詰め、型に入れて焼くという手の込んだ一品です。出汁は昆布とシイタケ。こちらも江戸時代から新勝寺に伝わる伝統料理です。

右の四角いものが疑製豆腐
ヒジキご飯もおいしい~

ヒジキの混ぜご飯はゴマが香ばしくて、食欲が進み過ぎてしまいそう。これは混ぜるだけなので、自宅でも手軽に真似できそうですね。

見た目は、それほど多い量だとは感じなかったのですが、満足感が高くて、満腹満腹。

今、見なければ、いつ見られるかわからない襖絵は必見

光輪の間でしばし休憩。480帖の畳に圧倒されます! 柱が1本もありません。天井にはシャンデリアがキラキラと輝きを放っています。かわいいなと思っていたら、蓮の花を模しているのですって。畳のヘリのデザインも、新勝寺の紋である葉牡丹(はぼたん)が描かれていてステキ♪ 細部にわたって、ここにあるべき意味が込められているんですね。

柱がないので開放的
シャンデリアにも意味があった
畳のヘリにも注目したい

次は移動して襖絵を拝見します。普段は公開していない大山忠作(おおやまちゅうさく)画伯の作品を特別拝観!! 心の準備をして部屋の中へ進みます。 部屋は2つに分かれていて、まずは「桜」「日の出」を鑑賞します。

「日」は、バンクーバー上空から見た日の出だと言われています。マルモッタン・モネ美術館で、モネの「日の出」と並んで展示されたこともある作品です。パリで、この「日」をご覧になり、日本でも見たいとツアーに参加された方もいらっしゃるのだとか。旅をしているときの絵が、世界を旅して今は成田に展示してあるという来歴も、興味深いですね。

飛行機から見た風景を基にした「日」
樹齢1000年以上の桜を描いた「春」

「春」の舞台は福島県。JRのCMでも有名になった三春滝桜がモデルです。座敷の中に、花びらがひらひら舞ってきそうなほど満開の桜です。たなびく霞に包まれて、他の世界へ行ってしまうかもしれませんね。

さまざまなブルーが使われている「月」
近づいたり離れたりして鑑賞したい「秋」

続きの間に行きましょう。「月」は部屋の明るさで表情が変わります。ぼおっと浮かぶ月に照らされると、鑑賞者の美しさも増すかのよう。人恋しくなる絵ではないでしょうか。

「秋」は目にも鮮やかな紅葉です。葉の赤と空の青の対比が、いつまでも目の奥に焼き付いて離れません。「秋」に向かって左手奥のふすまにも注目を。風もないのにはらはらと散る葉が、この絵の余韻を長引かせます。

どの絵も、立ったままの鑑賞でも良いのですが、ぜひ座り、低い目線からも鑑賞してみてください。それぞれの襖絵が放つ、温かな思いや絵の力が、シャワーを浴びるように感じられるような気がします。 普段は一般公開されていないので、このツアーでなければ鑑賞できなかった襖絵です。参加してよかった!

釈迦堂
額堂

最後は境内散策です。ボランティアガイドさんが案内をしてくれます。釈迦堂、額堂など、重要文化財もたくさんありますので、じっくり歩いてみましょう。

名残惜しいけれど、もう帰らなくちゃ。あ、表参道でお土産買おう! また来たいな、絶対来るぞ! と思える内容の濃さ。運気もアップしたような気がします!

※当日のスケジュールは変更になる場合があります。
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