秋田県鹿角市の商店街を花輪スキー場方面へ抜けたところに、1915年創業の老舗豆腐店「奈良亀」があります。もともと米屋でしたが、曽祖母が副業として始めた豆腐屋が繁盛したのをきっかけに営業が始まりました。
現社長の奈良正意さんは4代目で、「豆腐本来の味」を多くのお客さまに伝えるため、創業以来の伝統を残しつつ新たな取組みを始めています。
2022年4月から機械での豆腐作りは行わず、全て手作りに移行しました。手作りの豆腐はスーパーなどには卸さず、工場併設の店舗で販売していています。取材中もお客さまが豆腐を買いに来ていました。1人ひとりのお客さまに丁寧に接する姿やお客さまの笑顔から、長い間地元の方を中心に多くのお客さまに愛されてきたお店だと感じました。