有名喫茶店から温泉まで。「津軽フリーパス」を使って津軽の気になるスポットを制覇しよう有名喫茶店から温泉まで。「津軽フリーパス」を使って津軽の気になるスポットを制覇しよう

津軽エリアを余すところなく満喫したいあなたへ

津軽エリアの気になるスポットをくまなく巡りたい。どうせなら一泊してお酒も楽しみたい…。そんな欲張りさんにおすすめなデジタルチケットが「津軽フリーパス」です。実際に「津軽フリーパス」を使って、津軽エリアの気になるスポットを訪ねてみました。

津軽エリアを楽しみ尽くすならスマホで完結する「津軽フリーパス」が便利

津軽フリーパス フリーエリア
つがにゃんつがにゃん
発売価格は おとな 税込2,460円、こども 税込1,230円
津軽フリーパス

「津軽フリーパス」は、指定エリア内の鉄道とバスを二日間お得に乗り降りできるチケットです。2023年4月からデジタルチケットとして発売を開始し、スマートフォンの画面を提示するだけで使えるようになりました。
JR線、弘南鉄道線、津軽鉄道線の列車と弘南バスで使うことができるので、津軽エリアを余すところなく観光したい方にはぴったり。チケットは、JR東日本スマートフォン専用サイト「TOHOKU MaaS」から購入することができます。今年度の発売は2024年3月30日(土)までとなっており、3月31日(日)まで利用することができます。利用を検討している方はお早めの購入をおすすめします!

地元民に愛される五所川原の老舗喫茶店「珈琲詩人」

バスターミナル内の様子
バスターミナル内の様子
珈琲詩人の外観
珈琲詩人の外観
詩人ブレンド(税込470円)とフルーツパフェ(税込720円)
詩人ブレンド(税込470円)とフルーツパフェ(税込720円)
コーヒー豆の購入もできます(詩人ブレンドは100g税込500円~)
コーヒー豆の購入もできます(詩人ブレンドは100g税込500円~)

実際に「津軽フリーパス」を使って、津軽エリアを巡ってみました。この日は文豪・太宰治の故郷として知られる五所川原市へ。
五所川原駅の目の前には、レトロな佇まいのバスターミナルがありました。中にはおやきや津軽名物・じょんがらそばが味わえるお店もあり、小腹を満たしながらバスを待つことができるのでおすすめです。
向かったのはJR五所川原駅から徒歩3分ほどのところにある、創業49年の老舗喫茶店「珈琲詩人」。中に入ると、煉瓦造り風の壁に油絵などが飾られており、自家焙煎コーヒーの香りが漂う落ち着く空間が広がっていました。一番人気の「詩人ブレンド」は、熟成したウイスキーを思わせるような、高級感のある味わい。テイクアウトすることもできるので、旅のお供としても最適です。7種類のフルーツをふんだんに使った「フルーツパフェ」は、バニラアイスが底までぎっちりと敷き詰められており、食べ応え抜群!まったりとした甘さがコーヒーとよく合います。ふと周りを見渡すと、一人読書に没頭する人や、おしゃべりに花を咲かせる女性客の姿が。老舗の上品さを兼ね備えながらも、それぞれが思い思いの時間を過ごせるホッとする空間でした。

データ

  • 珈琲詩人
  • 住所:青森県五所川原市大町4-18
  • TEL:0173-33-1584
  • 営業時間:9:00~20:00
  • 定休日:不定休
  • URL:http://www.sizin.sakura.ne.jp/

お散歩感覚でふらっと立ち寄りたい珍しい本に出会えるお店

BRICKの外観
あきおとつがにゃんあきおとつがにゃん
BRICKの外観
まわりみち文庫の外観
まわりみち文庫の外観
まわりみち文庫の店内の様子
まわりみち文庫の店内の様子

小腹を満たした後は、電車に揺られて弘前方面へ。電車やバスで移動するので、現地でお酒を楽しむことができるのも「津軽フリーパス」ならでは。ホテルにチェックインする前に、JR弘前駅内にある「BRICK」で晩酌用のシードルを購入するのがおすすめです。
この日の夜は、土手町循環バス停留所「下土手町」で下車して徒歩1分のとこにある、歓楽街・鍛冶町周辺で過ごします。居酒屋が軒を連ねる「かくみ小路」の通りを歩いていると、お客さんの笑い声や津軽弁混じりの会話が聞こえてきます。賑やかな通りの途中に、「まわりみち文庫」と書かれた白い看板を見つけました。ここは、新刊と古本を扱う本屋さん。こじんまりとした7坪の空間に、約1500冊の本が所狭しと並んでいます。本棚には、気になるタイトルがちらほら。なかには個性的な出版社から刊行された珍しい本や、入手困難なリトルプレスなどもありました。
店主の奈良匠さんは、「検索による近道だけでなく、お散歩するようにまわり道を楽しみながら読書で興味を広げてほしい」という思いで、この本屋を始めたそうです。古本の匂いがほのかに漂う店内で、たくさんの本に囲まれながら奈良さんと話していると、なんだか心がスッと落ち着きます。まさに、お散歩感覚でふらっと立ち寄りたくなる癒しのスポットでした。

データ

朝ごはんは津軽の美味しいものが集まる生鮮市場で

虹のマートの外観
虹のマートの外観
虹のマートを案内してくれた浜田大豊さん
虹のマートを案内してくれた浜田大豊さん
いがメンチ
左奥に見えるのが、「いがメンチ」。ちょうど握りこぶし一個分くらいの大きさです。中にはイカやキャベツがぎっしり詰まっており、食べ応え満点です!
いがメンチのアクリルキーホルダー
いがメンチのアクリルキーホルダー

翌朝は、JR弘前駅から歩いて5分のところにある「虹のマート」へ向かいました。虹のマートは、津軽のお惣菜や生鮮食品などを取り扱う生鮮市場。朝8時から開店しており、津軽エリアならではの朝ごはんが食べたい人にはうってつけの場所です。
市場内を散策していると、歯切れの良い麺が特徴の「津軽そば」や、イカを細かく刻んでミンチ状にして揚げた「いがメンチ」など、この地ならではのソウルフードに巡り合いました。他にも、朝からガッツリ食べたい人のために、海鮮丼やカレーライス、ラーメンなどもあります!虹のマートを運営する「生き活き市場」の専務取締役・浜田大豊さんにおすすめの朝ごはんを聞いてみると「付け合わせに、“青果 いした”のフルーツはいかがでしょうか?新鮮なフルーツを一人分から買うことができるんですよ」と市場の人ならではの裏技を教えてくれました。
お腹を満たしたあと、何やら入り口付近で気になるものを見つけました。その名も、「虹マのおいしいものがちゃがちゃ(税込400円)」!早速レバーを回してみると、先ほど食べた「いがメンチ」のアクリルキーホルダーが出てきました。他にも「津軽そば」や「すじこ」、虹のマートのオリジナルキャラクター「虹ママ」のキーホルダーなど、全部で5種類あるんだとか。何が当たっても嬉しいガチャガチャはお土産にもぴったりです!

データ

  • 虹のマート
  • 住所:青森県弘前市駅前町12-1
  • 営業時間:8:00~18:00
  • 定休日:日曜
  • URL:https://www.nijinomart.com/

旅の締めは平川のカレーとシードルが堪能できる温泉施設へ

温泉の様子
あきおあきお
温泉の様子
※タグボート株式会社提供
お好み合い掛けカレー(税込1,000円)
お好み合い掛けカレー(税込1,000円)
CRAZY CIDER(クレイジーサイダー)各税込660円〜
CRAZY CIDER(クレイジーサイダー)各税込660円〜
※タグボート株式会社提供

旅の締めは、電車に乗って弘前市の隣にある平川市へ。柏木高校前で下車して6分ほど歩き、「津軽おのえ温泉 日帰り宿 福家」にたどり着きました。福家は、地元民にも人気の温泉施設。「美肌の湯」ともいわれる無色透明のアルカリ性単純泉は、浸かるとお肌がつるつるになります。
個室の休憩スペースやお土産コーナーなどが充実しており、旅の疲れを癒すのにはうってつけの場所。入浴に必要な物は全てレンタルができます。(手ぶら入浴セット 税込900円)。大浴場には3種類のお風呂と2種類のサウナ、さらには岩盤浴まであり、時間を忘れて旅の疲れを癒すことができました。
お昼は併設しているカフェ「シエスタ+(プラス)」へ。「お好み合い掛けカレー(税込1,000円)」は、彩り豊かで見るからに美味しそう!ご飯は白米と福家で開発された七福神雑穀のいずれかを選ぶことができます。青森県産の野菜やりんごをふんだんに使ったルーは、ちょうどいい辛さでホッとする味でした。
福家の隣にはシードル工場があります。りんごといえば、弘前市で盛んに栽培されているイメージがありますが、実は平川市も青森県内屈指のりんごの産地。傾斜地で水はけが良く、寒暖差が多い平川の土地は、質の良いりんごを育てるためにはうってつけの環境です。平川で育てられた高品質なりんごを使用したシードルは、甘すぎないキリッとした喉越しが特徴で、食中酒にもおすすめ。温泉施設内でも味わうことができるので、お風呂上がりの一杯やカレーのお供にもぴったりです。

データ

  • 津軽おのえ温泉 日帰り宿 福家
  • 住所:青森県平川市新屋町道ノ下35-2
  • TEL:0172-55-0200
  • 営業時間:5:00~22:00
  • 定休日:不定休
  • URL:http://fukuya-spa.com/

「津軽フリーパス」を利用したことで、二日間かけてじっくり津軽エリアを巡ることができました。乗り降りする際にカバンの中から紙のチケットを探さなくてもいいのは助かりますし、チケットを紛失する心配もありません!皆さんもぜひ「津軽フリーパス」を使って、気軽に津軽エリアを巡ってみませんか?

記事作成:苫米地結子

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