こんなトマトを待っていた。田舎館村生まれの甘~いミニトマト!!こんなトマトを待っていた。田舎館村生まれの甘~いミニトマト!!

こだわりの栽培で作られる「たざわトマト」とは??

田んぼアートやスノーアートで有名な青森県田舎館村。現在は新しいブランドとして「たざわトマト」が生まれ、田舎館村で育てられた高糖度トマトが注目を浴びています。今回はそんな「たざわトマト」の魅力を紹介します!!

ミニトマトとの出会い

田澤隆
株式会社たざわトマト代表の田澤隆さん

今回お話を伺ったのは、たざわトマトの代表 田澤隆さん。安全で安心なトマト作りに精通する田澤さんから、ミニトマトの魅力を教えていただきました。

たざわトマト
つがにゃんつがにゃん
全国にファンが多いたざわトマト

「たざわトマト」は株式会社たざわトマトが作るミニトマトのこと。
前はミニトマトではなく、ほうれん草を作りながら興味のある野菜を何種類か作っていたそうです。その中でミニトマトに魅力を感じて作り始め、地元のスーパーで「田澤さんちのミニトマト」と名付けて販売したことから「たざわトマト」が始まりました。
「ミニトマトを始めた35年前は、病気に弱い。色や味が良くない。と一般的に言われており、流通量が少ない野菜として扱われていたんです。私も最初はそう思っていました。しかし研究を続けていくと、栽培方法の違いが目に見えて結果に結びつくので、色々なチャレンジができる伸びしろがミニトマトの面白さだと感じるようになりました。」と代表の田澤さんは熱く話してくれました。
今では青森県内にとどまらず、首都圏のレストランなどからも注文が入るなど、色々なところで活躍しているたざわトマト。ジュースやドレッシングが首都圏や関西圏でも販売されており、品質の高さが評価されています。そんなたざわトマトの人気の秘密は、甘く濃い味とプライドを持った栽培方法にありました。

甘い!!濃い!!旨い!!絶品トマトの特徴

アイコ系のトマト
アイコ系のトマト。濃い味が特徴で一度食べるとやみつきになります。
(写真提供:たざわトマト)

たざわトマトの特徴は、なんといってもその甘さです。フルーツのように甘く、小さい粒に詰まった濃い味が絶品です。一度食べると止められないお客さまも多いそうです。今回は人気の品種を紹介します。
一番人気のミニトマトは縦長のシルエットが特徴のアイコ系。果肉が厚く食べ応えがあります。スナック感覚でたくさん食べちゃう人も多いんだとか。赤とオレンジの2種類があり、味の違いも楽しめます。

千果
あきたこまちちゃんあきたこまちちゃん
千果
赤とオレンジのミニトマトの千果。フルーツのように甘い。

アイコ系と同じくらいファンが多いのは、リコピンが豊富で酸味と甘みのバランスが良い赤いミニトマトの千果(ちか)と、ベータカロチンが豊富で酸味が少なく、甘みが際立ち、子どもたちに人気のオレンジ千果(ちか)です。

ミニトマトとミディトマト
ミニトマトとミディトマト。こんなにも大きさが違うんです。
ミディトマトは冷やし中華との相性が抜群なので皆さんも試してみてくださいね!!

ミニトマトの他に ミディトマト(中玉)にも力を入れて作っています。
ミディトマトはミニトマトよりも大きく大玉トマトよりも小さいもの。糖度が高いものはフルーツトマトと呼ばれており、たざわトマトではフルティカとオレンジオーレの2種を作っています。
「おいしいトマトを作るために最も重要なのは、品種よりも育て方です」と田澤さんは教えてくれました。
トマトを購入されたお客さまから届く「おいしい。頑張ってください」という温かい声に励まされているそうです。

おいしいミニトマトを生み出す3つのこだわり

乾燥してひび割れた土
乾燥してひび割れた土。徹底した水切り栽培。
樹上完熟栽培
栄養価が高い樹上完熟栽培。
こだわって作られた土
こだわって作られた土。トマトのおいしさの源。
(写真提供:たざわトマト)
田澤さん
田澤さんの思いが詰まったトマト。ご賞味あれ。

「安心・安全・おいしさ」を追求したミニトマト作りが、たざわトマトの大きな魅力の一つです。
お客さまへ安心で安全なおいしいミニトマトをお届けしたいという田澤さんの思いから、何度も試行錯誤を重ね、こだわり抜かれた独自の製法でたざわトマトは作られています。3つのこだわり製法についてご紹介します。
1つ目は、収量よりもおいしさを優先した「水切り栽培」です。
植え付け時以降は水を与えずにトマトを乾燥状態にし、菌類による病気を予防します。収量は通常栽培の半分程度になってしまうそうですが、甘みがギュッと凝縮され「高糖度ミニトマト」にふさわしいおいしさに仕上がります。
2つ目は、完熟の味わいを引き出す「樹上完熟(じゅじょうかんじゅく)」です。
おいしさをたっぷりと蓄え、栄養価が最も高くなる完熟になるまで樹上で管理します。
収穫の際は軽くふれるだけでへたが外れるので、やさしく摘み取っています。
3つ目は、美味しさを支える「土づくり」です。
田澤さんは半年をかけて、土づくりをしています。収穫後の9月には土を起こし、稲ワラを敷きつめ有機肥料を加えます。有機肥料を使うと害虫が好む成分が作物に吸収されないので、農薬を使用しない安心で安全なトマト作りが可能になるそうです。土壌成分のバランスを整えるため、小松菜を植えてしっかりと土を育てて翌年のミニトマト作りへつなげていきます。
このような製法に至るまでには多くの苦労があったそうです。
「田舎館村は平坦地で土が粘土質のため、トマトづくりには適していないと思っています。田舎館で続けられたのは、田舎館村が好きだからということもありますが、妻をはじめ多くのスタッフに支えられてきたことがとっても大きいです。これからもお客さまに満足いただけるミニトマト作りに精進しつつ、田舎館村に住んでいるみんなで地域を盛り上げて、田舎館村を全国へPRしていきたいです。」と代表の田澤さんが話してくれました。

トマトのミニ情報コーナー

先端が星形の放射状になっているトマト
先端が星形の放射状になっているトマト
トマトハウス
あきおとつがにゃんあきおとつがにゃん

特別においしいトマトの見分け方を教えていただきました!!
おいしくて甘いトマトの見分け方には3つのポイントがあります。
①トマトを逆さまから見て、先端が星形の放射状になっていること。
②ヘタが上に沿っていること。
③鮮やかな赤色になっていること。
この3つが揃っているトマトがおいしいそうです。

データ

  • 住所:青森県南津軽郡田舎館村諏訪堂字村元28-1
  • TEL:0172-58-2390
  • URL:https://www.tazawa-tomato.com/
  • (ご利用環境により閲覧できない場合があります)

こだわりの製法だけではなく、地域を盛り上げたい、お客さまに美味しいものを食べていただきたいという気持ちが詰まった、味も思いも濃いミニトマトをぜひ一度ご賞味ください。
田舎館村をはじめ津軽エリアには、熱い思いを持った生産者がたくさんいらっしゃいます。
ぜひ、津軽へ訪れた際には田舎館村へお立ち寄りください。

記事作成:JR東日本秋田支社

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