なぜ、十二湖というの?そんな疑問に答えるのが十二湖を一望のもとに見渡せる「大崩展望所」。もちろん、山の案内人がご案内。
ここから眺めると大小の湖沼群が眺められて、十二湖の名称が納得できるはず。青池を見たら大崩展望所へもどうぞ。(往復3~4時間ほどの登山コースとなります。)
山の案内人・板谷正勝さんが、トレッキングや本格的な登山をご案内。十二湖はもちろん、白神山地のことならお任せです。楽しいエピソードを話しながら案内してくれますよ。
また、十二湖は鳥の宝庫なんです。
時期になればオオルリ、キビタキ、アカゲラ、センダイムシクイ、アカショウビンなどの姿や鳴き声で溢れています。
なぜ、十二湖というの?そんな疑問に答えるのが十二湖を一望のもとに見渡せる「大崩展望所」。もちろん、山の案内人がご案内。
ここから眺めると大小の湖沼群が眺められて、十二湖の名称が納得できるはず。青池を見たら大崩展望所へもどうぞ。(往復3~4時間ほどの登山コースとなります。)
33の湖沼があるのに名前は「十二湖」。この呼び名は、崩れ山(標高939,9m)の中腹「大崩」。
標高694mから眺めると小さな池が森に隠れ、大きな十二の湖が見えたことに由来します。
大崩からは、日本海も眺めることができますよ。少しハードですが体力に自信のある方はチャレンジしてみてはいかが。
もっと気軽に十二湖を楽しみたい人には「十二湖ウォーキング」がおススメ。
1時間コース、3時間コースのどちらでも十二湖の魅力を味わえます。湖に立ち寄り、ブナ林のフワフワした腐葉土を足で感じながら、心地よいそよ風になごみましょう。
ゆっくり滞在して白神山地の良さを体感してくださいね。
●1時間コース
キョロロ(物産館)→青池→ブナ自然林→沸壷の池→十二湖庵(茶屋)→キョロロ
●3時間コース
キョロロ(物産館)→青池→ブナ自然林→リフレッシュ村→仲道の池→沸壷の池→十二湖庵(茶屋)→キョロロ
青池など美しい湖のイメージで人気の十二湖には、「日本キャニオン」という迫力ある景勝地もあります。
かつて、十和田湖の「乙女の像」建立の関係者(佐藤春夫氏)と国定公園の審議官(岸衛氏)が十二湖に立ち寄り、地元の人が日本キャニオンを案内しました。その時、彼らはアメリカのグランドキャニオンと比べると小規模(=ベビー)だということで「ベビー・キャニオンじゃないか」と呼んだそうです。そこから、当時の役場(旧岩崎村)では早速「日本キャニオン」と呼ぶことにしたと言います。(諸説あります)
ガイドの板谷さんがおいしいとおススメの「ふかうら雪人参」は、雪の下から掘り起こす、ひと手間かかった人参。
白神山地のふもとで太陽の恵みを受けて育ち、そのまま春先まで畑に埋めて熟成。甘味が乗ってくるのを土の中でじっと待ちます。
すると、寒さのために人参の糖度が高くなって甘い人参に。生なら、ぜひサラダやシチューでどうぞ。
1年中楽しめる保存食も豊富です。
ジャム、雪人参とほたてのパスタソース、ふかうら雪人参カレーなどビタミンAもたっぷりで食欲をそそります。おみやげにもぴったり。五能線十二湖駅で販売しています。
ほかにも地元の旬の食を味わうことができ、白神山地の麓で採れた山菜やキノコなどのほか、海の幸なら夏はウニ、アワビ、サザエ、磯回りのものが絶品。
冬ならタラ、タコ、ナマコがおススメです!
地元のレストランやお宿のメニューは、四季それぞれに白神山地の麓の味を楽しむことができます。
※津軽国定公園・十二湖の公園内で山菜などを採ることは原則できません。
ブナに囲まれた青池は、太陽が真上に来た時に一番美しいブルーになるとのこと。
初夏から夏はプロのカメラマンが1日中、光線待ちをしているほど。
皆さんも太陽が真上に来る前に青池で待っていると、ベストショットが撮れるかも。
森林セラピーガイドとは、森に関する環境科学的な知識に加え、森の癒し効果について生理学的な知見を持ち、専門的な資格を取得している人を言います。
森を訪れる人に森林浴効果が上がるような散策や運動を案内することができます。
十二湖では、約20名のガイドが活躍中!
森林に関する知識はもちろん、健康的な歩き方も教えてもらえるので、自己流のウォーキングを見つめなおすきっかけにもなりますよ。
空気が澄んだブナの森もあり、健康的な十二湖は「ナチュラルキラー」が得られるとされています。Natural Killerは直訳すると生まれながらの殺し屋!!怖いイメージですが、がん細胞やウイルスに感染した細胞などを見つけて攻撃する効果があると言われています。
まずは、セラピーガイドと一緒に、森林浴効果を体験することからはじめてはいかがでしょうか。
展望台は白神十二湖エコ・ミュージアムすぐ近くの「アオーネ白神十二湖」の敷地内にあります。
展望台から東のほうに、白神岳がまっすぐに見えます。海抜ゼロメートルからの白神岳標高1235mが見られるほか、遠く男鹿半島までも望めるのでお見逃しなく。
仙人のような山の案内人。板谷さんは、おいしい水がどこから湧くかよく知っています。
トレッキングや山歩きの際は、愛着のあるフィンランド製の白樺の木のカップを持参。
なんと木製なのに20年も使っているそうです。
皆さんもぜひ、マイカップを持参してくださいね。
青池だけでなく、十二湖には絶景ともいえる光景がたくさんあります。
また、トレッキングや登山、ブナ林の散策のほか、湖周辺をじっくり歩くセラピーコースは、とても健康的。
もちろん、地元ならではの食材も豊富。山の幸、海の幸の両方が味わえます。
どうぞ皆さんで魅力的な白神山地・十二湖へおいでください。
写真提供:アオーネ白神十二湖
記事作成:マゼンタ(株)
※本記事はブナの学校運営協議会の企画で制作しております。