男鹿半島にある真山は古くから山岳信仰の場として祀られており、山の神の使者として使わされたのが「なまはげ」とされています。毎年2月に「なまはげ柴灯まつり」が行われていますが、真冬の雪の中、何匹ものなまはげが練り歩く姿は豪壮な気を感じます。
さて、そんな真山神社の境内には「歓喜天堂」というお堂があります。歓喜天とは元はインドのガネーシャという象の頭を持つ神様で、日本では仏法の守護者として祀られています。とても強い神様で願いを叶える力を持つとされていますが、歓喜天堂で祀られているのは男女和合、つまり縁結びの神様なのです。清廉と謙虚を好まれ、厳しい側面もある神様ですが、本当の、末永いご縁を願うにはもってこいかもしれません。
御堂の向かいには樹齢1,000年余りといわれる榧の木もあり、ご威容は圧倒的です。本当に願いが叶うかも?