平成24年にデビューした「NAMAHAGEダリア」は、秋田県のオリジナル品種。世界的に著名なダリア育種家・鷲澤幸治さんが秋田県と連携し、開発しました。
四季折々の美しい自然が楽しめる秋田。中でも季節ごとに咲き誇る色鮮やかな花々は、見る人の心を和ませ、元気にしてくれます。今回は、秋田県オリジナル品種のダリアや、ライトアップされる蓮など、一度は見てほしい美しい景色をご紹介。
平成24年にデビューした「NAMAHAGEダリア」は、秋田県のオリジナル品種。世界的に著名なダリア育種家・鷲澤幸治さんが秋田県と連携し、開発しました。
JR秋田駅から車で約30分、秋田市雄和に「秋田国際ダリア園」はあります。広々とした園内には、鷲澤さんが育てた色とりどりのダリアが咲き誇り、眺めているだけでアッという間に時間が過ぎてしまいそう。周囲にはレストランや里の家、チーズ館などの建物が立ち並び、1日中居ても楽しめます。
ダリアの世界では知らぬ者がいない、ダリア育種の第一人者。ドキドキしながら会いに行くと、優しい笑顔で出迎えてくれた鷲澤さん。さっそく園内を案内していただき、自身が生み出したさまざまな品種を紹介してくれました。なんでも開発した品種は1,000種類以上で、国内市場に流通する品種の大半を占めているのだとか!
「ダリアは掛け合わせ次第で、いろいろな花が生まれる。これとこれを合わせたら面白いんじゃないかと思い立ったら、まずは試してみるんだ」と、そのアイデアの源について話してくれました。
NAMAHAGEダリアのシリーズにはそれぞれ名前が付けられ、B.LEAGUEで戦うプロバスケットボールチーム「秋田ノーザンハピネッツ」にちなんだ美しいピンク色の「NAMAHAGEハピネッツ」や、甲子園で活躍した金足農業高校のピッチャー・吉田輝星選手(現・北海道日本ハムファイターズ)にちなんだ「NAMAHAGEコウセイ」など、ユニークなネーミングの品種も。
「NAMAHAGEコウセイ」は、鮮やかな紫色の中小輪。シーズンの終わりには摘み取り体験ができる日もあるので、気に入ったダリアを持ち帰っても◎。
鷲澤さんが最後に紹介してくれたのは、ダリアの球根を使ってつくる「ダリア焼酎」!
秋田県大仙市の歴史ある酒蔵「鈴木酒造店」と協力し、特別に作られた焼酎は、華やかな香りが特徴的です。大仙市商工会議所で購入できるので、ぜひお試しあれ♡
最盛期は、700品種以上のダリアが園内いっぱいに咲き誇り、全国から訪れる人々の目を楽しませてくれます。自分好みの「NAMAHAGEダリア」をぜひ探してみませんか?
JR秋田駅から歩いて約7分ほど。「千秋公園」は、慶長7年から明治2年の版籍奉還まで、267年も続いた秋田藩佐竹氏20万石の居城・久保田城跡がある観光スポットのひとつ。公園内では、春は桜やツツジ、夏は新緑や蓮の花、秋は紅葉など、四季折々にさまざまな景色が見られます。
公園の入口にある「大手門の堀」。7月下旬頃から、淡いピンクや白の蓮の花が咲き始め、大きく成長した葉がお堀を埋め尽くします。地元民にとっても過ごしやすいシーズン、街ナカを散歩する人々が足を止め、美しく花開く蓮の花を眺める姿は、夏の風物詩です。最盛期はお盆頃で、9月上旬頃まで観賞できますよ。
2021年は、4月~9月に行われる東北デスティネーションキャンペーン(東北DC)期間中の7月下旬から9月中旬にかけて、夜間のライトアップを実施予定! 幻想的な雰囲気が漂い、夜のデートコースにもぴったりです。今年の夏は昼の風景と夜のライトアップ、二度楽しんでみては?
季節によって楽しめる花が変わり、何度訪れても美しい風景と出逢える秋田。青空の下、喧騒を忘れて大きく深呼吸するだけでも、リフレッシュできるはず。旅行や帰省の際は、花の最盛期を目指して日程を組んでみるのも良いかもしれませんね♪
記事作成:あきたタウン情報