津軽のいろいろ 日本初!大々的にシードルを製造した津軽。りんごの発泡酒、シードルを紹介!あなたはドライが好き?スイートが好き?津軽のいろいろ 日本初!大々的にシードルを製造した津軽。りんごの発泡酒、シードルを紹介!あなたはドライが好き?スイートが好き?

りんごの一大産地である津軽エリア。りんごから作られるお酒「シードル」もまた、注目を集めています。造り手のこだわりが詰まった個性あふれるシードル、新しいりんご文化とも言えるほどに盛り上がりを見せる津軽のシードルとは?

日本で初めて大々的にシードルを製造した地である弘前市。弘前を含む津軽エリアはシードルの産地として注目のエリアです。今回は、津軽が誇るシードルのご紹介です!

美術館に隣接するCAFE & RESTAURANT BRICK
シードル工房を眺めながらお気に入りのシードルを
見つけてみては?

JR弘前駅から歩いて約20分で到着する、CAFE & RESTAURANT BRICK(カフェ&レストラン ブリック以下、BRICK)。吉野町緑地公園の敷地内にある酒造工場だった煉瓦倉庫を改修し、2020年7月にグランドオープンしました。

BRICK外観
BRICK内観。煉瓦造りの建物で、酒造工場だったころの名残も感じられます。(撮影:小山田邦哉)

今回お話を伺ったのは、店長 小野恭子さん。シードルタンクは全7基で365日24時間、休むことなく稼働しているそうです。店内の天井の高さも開放的で、当時の酒造工場を活かした造りとなっています。店内に入ると正面奥にあるシードルのタンクの迫力に驚きます。

2階
どれも気になる〜!どれも気になる〜!
入口横にならぶAOMORI CIDRE 弘前吉野町シードル。もちろん販売しています。

「BRICKでは、シードルのほかにノンアルコールシードルのアップルソーダを楽しむことができます。ラベルに書いてある番号がシードルの種類で、これまで11番まで作られています」と小野さんは話します。りんごを品種別に醸造するのではなく、旬の品種をブレンドして醸造するため、その時にしか味わえないシードルが作れるのです。

おすすめはシードル飲み比べ3種!

小野さんにおすすめを伺うと、「弘前産のシードルを3種類飲み比べができるものが人気です!飲み比べをしてからミュージアムショップで買って帰られるお客様が多くみられます」と教えてくださったので早速注文!おすすめのAOMORI CIDRE 弘前吉野町シードルの4番・6番・7番をご用意してくれました。

AOMORI CIDRE 弘前吉野町シードル
AOMORI CIDRE 弘前吉野町シードル。お好みのシードルを3種選べます。今回は、左から4番・6番・7番(税別2,750円)

4番と6番は辛口ですっきりとした口当たりのドライ(alc6~7%)、7番は甘さと爽やかさと渋さがちょうどよいビタースイートな口当たりのミディアム(alc5%)、今回選びませんでしたが5番はスイーツのような甘さが感じられる甘口のスイート(alc3%)を用意しています。
まずは飲み比べをして、自分のお気に入りシードルを見つけるのもありですね!

店長 小野さん(左)と、●●さん(右)
店長 小野さん(左)と、平山さん(右)

小野さんは、「お客さまから、さまざまなシーンで楽しんでいただけるお店。隣の美術館でアート鑑賞を楽しんだあとや、家族や友人とハレの日で集まるとき、いろんなシーンでBRICKをご利用いただいております。シードル工房を眺めながらシードルが味わえる空間のご提供もできますので、ゆっくりと自由な時間を過ごしていただきたいです」と話していました。
弘前公園や弘前駅などの人気の観光地からのアクセスが良いのもおすすめポイントのひとつ。お土産として購入した場合は、発送もしてくれるそうです!
津軽エリアにお越しの際は、BRICKで是非シードルを味わってみてください。

データ

CAFE & RESTAURANT BRICK
(撮影:畠山直哉)
  • 店舗名:CAFE & RESTAURANT BRICK
  • 住所:〒036-8188 青森県弘前市吉野町2-11 弘前れんが倉庫美術館 カフェ・ショップ棟
  • 営業時間:9:00~22:00(L.O.21:00) 火曜定休
  • ※状況により時短営業となる場合があります。詳しくはお電話でお問合せください
  • 衛生対策:入退店時の手指消毒、スタッフのマスク着用、各テーブルにパーテーション設置、など

世界自然遺産 白神山地の麓にある白神ワイナリー!
カジュアルに飲めるクラフトサイダーとは?

JR弘前駅から車で35分ほどにある弘前市に隣接する、西目屋村。「道の駅津軽白神 ビーチにしめや」の中にある、白神ワイナリーのシードルをご紹介します。白神ワイナリーでは、世界自然遺産 白神山地の麓で育まれた青森県産のりんごだけでシードルを醸造しています。

白神ワイナリー
次はどんなシードルがあるのかな次はどんなシードルがあるのかな
道の駅津軽白神 ビーチにしめや内にあるに見えるのが白神ワイナリー。ビーチにしめやの屋上には養蜂所もあり、白神生はちみつも販売しています。

今回は、白神ワイナリーを運営するGARUTSU株式会社 ブランディングディレクター 久保茜さんにお話を伺いました。出身は群馬県、大学進学で弘前に初めて来た久保さん。「大学時代を過ごした津軽エリアには、温かい人が多く大好きな場所になった」と話します。大学卒業後、関東で3年間働き、その後、再び津軽に戻ってきて、現在シードルの醸造やブランディング、営業担当として活躍されています。

おすすめはクラフトサイダー!

シードルの紹介なのに、クラフトサイダー・・・?と思われる方もいるかと思いますが、こちらも正真正銘のシードルです。クラフトサイダーとはアメリカ由来のシードルの呼び名で、カジュアルにシードルを楽しんでもらいたいという思いから、330mlのビール瓶に詰めて販売しています。

クラフトサイダー
ビーチにしめやでは4種類のクラフトサイダーを販売しています。(全て税込660円)

「エール」「シトリン」「チョイス」「ドリンカーズチョイス」。可愛らしい商品名の考案やラベルデザインも全て自分たちで手掛けているそう。シードルを飲んだ後の空瓶もインテリアとして楽しめそうなデザインでとってもかわいい!ミニサイズの瓶なので少しずついろんな種類が味わえるのも嬉しいポイントです。

シードルを醸造するタンク
シードルを醸造するタンク。このタンクの中で発酵が進み、約1ヶ月でシードルが完成します。

ビーチにしめやでは現在2基のタンクが稼働しています。温度管理を徹底しているため、中に入ることはできませんが、ガラス越しに醸造室の様子を見ることができます。りんごが食べられる9月から4月頃にはシードル造りの様子を見ることができる可能性が高いかもしれません。

ブランディングディレクター 久保さん
これからの活動にも注目だね!これからの活動にも注目だね!
ブランディングディレクター 久保さん。後ろの棚に並ぶのは白神ピュアシードル。白神山地近郊の県産りんご100%を使用し白神酵母「ブナ」で発酵させて造られています。

「白神ワイナリーの営業やブランディング担当として、津軽エリアの農家さんから傷のついたりんごを集めてシードルを作り、完成したシードルを協力農家さんにお渡しするプロジェクトや、県内外でもシードルの魅力を伝えようといろいろな活動をしています。ゆくゆくは、自社農園で作るワインも醸造する予定ですので、今後の白神ワイナリーにもぜひ注目してほしいです!」と、久保さんは話していました。

データ

白神ワイナリー&白神生ハチミツSHOP BeFavo
  • 店舗名:白神ワイナリー&白神生ハチミツSHOP BeFavo
  • 住所:〒036-1411 青森県中津軽郡西目屋村大字田代字神田219-1
  • 営業時間:
    11月~3月…12:30~14:30、月・火・水曜、12/28~1/6定休
    4月~10月…10:00~16:30、定休日無し
  • 衛生対策:入退店時の手指消毒、入店時の検温、スタッフのマスク着用、など

今回ご紹介したのは、津軽エリアで作られるシードルのごく一部! 津軽へいらしたときに、お気に入りのシードルを見つけてみてはいかがでしょうか?

記事作成:株式会社コンシス

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