「東北の森の原風景」とも呼ばれるブナ林。ブナは灰白色の比較的なめらかな樹皮と、雪が多く積もっても耐えるしなやかな幹を持ち、積雪に強いのが特徴。主に豪雪地帯でブナ林を見ることができます。世界自然遺産の白神山地は、世界最大級のブナの原生林です。
青森県がブナの蓄積量日本一なのは知っていますか?その豊富なブナの木を有効活用しようと考案されたのがブナコです。ユニークな製法で変幻自在に姿を変えることができ、ひとつひとつ丁寧に手作りしている木工品をブナコと呼びます。
青森県では現在32品目もの伝統工芸品が指定されています(2018年現在)。その中でも津軽地方では、「津軽こぎん刺し、ブナコ、津軽焼、こけし、あけび蔓細工」などが知られています。
長きにわたり継承されてきた伝統工芸品といえば、少し敷居が高いような…、難しいような…。そんなことはありません!津軽の伝統工芸品にはかわいいが溢れている逸品があります。
今回は、温かい職人の手で丁寧に作られる津軽の伝統工芸品「ブナコ」を紹介します!
「東北の森の原風景」とも呼ばれるブナ林。ブナは灰白色の比較的なめらかな樹皮と、雪が多く積もっても耐えるしなやかな幹を持ち、積雪に強いのが特徴。主に豪雪地帯でブナ林を見ることができます。世界自然遺産の白神山地は、世界最大級のブナの原生林です。
青森県がブナの蓄積量日本一なのは知っていますか?その豊富なブナの木を有効活用しようと考案されたのがブナコです。ユニークな製法で変幻自在に姿を変えることができ、ひとつひとつ丁寧に手作りしている木工品をブナコと呼びます。
ブナコは、水を多く吸い込むブナの特徴を活かして作られています。ブナの木をかつら剥きのように薄く削ります。その薄さ、何と1ミリ!この薄いブナ材を土台となる板にテープを貼っていくように巻き重ねます。それを湯飲み茶碗などの道具を使い、少しずつ押し出して成型します。
木工品といえば、角張ったゴツゴツした製品が想像されますが、ブナコは50年以上の熟練した職人による技術で、しなやかでスタイリッシュなデザインにすることができます。
ブナコ製品を販売している、ブナコショールームの今井さんにお話を伺いました。
ショールームでは、新製品をいち早くご覧いただけるそう。ブナコファンの方が多くご来店されるようです。創立当初の珍しい商品や、今までに受賞した商品、有名ブランドとのコラボ商品なども展示しています。気に入ったアイテムがあればその場で購入できるのも魅力!
今井さんのおすすめは、ティッシュボックス。これまでも、箱ティッシュをそのまま入れて使う商品はありましたが、女性に人気があるのはひと回り小さいサイズ。ソフトパック用のティッシュを入れて使うことができます。やわらかく美しい曲線と、コロンとしたサイズ感が女性に人気の理由です。
他にも、コースターやお皿など様々な使い方ができる受け皿も人気商品なんだとか。大切な人へのプレゼントや、初めてブナコを購入するアイテムとして人気なんだそうですよ。
今回ご紹介したブナコは、津軽地方の伝統工芸品のごく一部。他にもかわいいモノがたくさん!
津軽で、お気に入りの伝統工芸品を見つけてみませんか?きっとキュンとする逸品に出会えるはず!
記事作成:株式会社コンシス