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待ちかねていた春が北国に訪れると、里も野山も次々に色めき、まさに花々の響宴となる「やまがた花回廊」。そんな、山形県南部の置賜(おきたま)・村山(むらやま)地方へ、花めぐりの旅へと出かけませんか。
春を謳歌する花々、地元の名産の味わいに名湯、そして歴史の舞台。旅の楽しみのすべてがここにあります。
上杉の心と歴史が息づく城下町・米沢は、今も昔も変わらぬ、しっとりとした情緒あふれるエリアです。
上杉家ゆかりの松が岬公園で、あふれんばかりの満開の桜を楽しんだら、城下町らしい趣を宿した、老舗の並ぶ町並みへ出かけてみましょう。この機会に、かの米沢牛を存分に味わうのもまた、旅ならではの贅沢なひとときです。
米沢の旅は、楽しみ方も自由自在、歴史のロマンと、米沢藩の文化の中心地にふさわしい美味に出会えます。

天下に名高い米沢の味覚といえば、何といっても米沢牛が筆頭に上がることでしょう。
きめ細かい霜降りのサシが特色で、肉質が柔らかく、にじみ出る肉汁、香り高い脂質とともに、口の中でとろけます。すき焼き、ステーキ、しゃぶしゃぶなど、肉の旨味が決め手となる料理に最適の食材です。

米沢牛の食の歴史は、明治のはじめにまで遡ります。
明治維新以前の日本では、仏教の影響で、四つ足の動物を食べない習慣がありました。米沢も例外ではなく、英国人英語教師ダラスが口にするまで、米沢牛は知られざる美味だったのです。
ダラスは米沢牛を大いに気に入り、任期を終えて横浜へ戻る折には、一頭の牛を連れて帰ったほど。共に味わった仲間の外国人たちも、口々に美味しさを褒めたといいます。

以来、生産者たちは水の豊かな置賜盆地の自然のなかで、たゆまぬ研究と研鑽を積み、日本有数の肉牛を産出してきました。
現在は、置賜地区3市5町で育てられ、厳しい基準を満たした黒毛和種のみが、米沢牛と呼ばれます。
牛たちが育ってきた風土の中で土地の息吹を感じながら、素材を熟知した職人さんたちの熟練した手技による逸品を召し上がってはいかがでしょうか。

上杉神社・松岬神社の春の例大祭には、千数百人が武士などに扮した上杉行列や、川中島の合戦の再現が行われます。

6月中旬から1ヶ月以上にわたり、数種類の自然のホタルが飛び交う小野川温泉では、浴衣姿でホタル鑑賞が楽しめます。
城下町と宿場町として栄えた川西は、歴史を偲びつつ花を愛でる名所があります。
特に、桜の名所である小松城址、現在は置賜公園ハーブガーデンとなっている原田城趾は、季節の花を訪ねてぜひ足を運びたいスポットです。また、下小松古墳群の一帯は、田園風景の中で希少な動植物に出会える地域の宝で、2010年には山形県の「景観回廊」にも指定されています。
この地で活躍した、伊達氏や上杉氏に縁のある史跡を訪ね、江戸時代の宿場町の面影を留める小松地区でどこか懐かしさの漂うグルメに出会うのも、この地の楽しみの一つです。

歴史の舞台、川西の町で、戦国の英雄たちに思いを馳せつつ、人の世の盛衰はどこ吹く風と咲き誇る、桜の花を愛でるひとときはいかがでしょう。
独眼竜・伊達政宗に、上杉景勝や「天知人」の直江兼続、上杉鷹山と、戦国時代から江戸時代にかけて、高名な武将や藩主が治め、あるいは往来したのがここ、置賜地区です。
置賜地区のほぼ中心に位置する現在の川西町は、上杉時代には経済の中心地として栄えた、小松の町にあたります。しかし、川西町に残る、伊達家とのゆかりも深い小松城址には、かつての栄華を伝える城郭はすでになく、今は桜の名所として知られています。
戦国時代の英雄として名高い、伊達政宗。小松城は、その父・輝宗や祖父・晴宗の時代に、伊達家と深いつながりを持った場所でした。伊達一族が当主としての実権を握るために、ときにはこの地が内乱の舞台となったとも伝えられています。
武将たちが駆け巡ったこの場所も、今はわずかに残る土塁や壕が、かつての城の様子を想起させるに留まります。かつての歴史は忘れ去られたかのように、現在は、風流な花見の場として、花の盛りには多くの人が訪れます。
今も昔も人の心に変わらぬ感動を呼び起こすのは、ただただ静かに咲き誇る桜のみ。歴史に思いを馳せれば、大自然のおおらかな時間の流れを、感じずにはいられないことでしょう。
田園風景が続く飯豊・小国エリアは、肥沃な米沢平野を象徴するような土地です。
かつてこの一帯を訪れたイザベラ・バードが、「東洋のアルカディア(桃源郷)」と讃えたことはよく知られていますが、今もなお、日本の原風景というべき田園の景観を守り伝え続けているのです。
自然と人の暮らしとが一体化した景観は、四季折々に趣を変えます。ことに芽吹きから新緑の季節の眺めは、あふれるばかりの生命力に満ちています。
展望台から眺めるもよし、足を踏み入れ、全身で自然の息吹を感じるもまたよし。心洗われる時間となるに違いありません。

農山漁村の豊かな風景は、人の心をほっと穏やかにしてくれるものです。しかし、こうした風景は、地域の人々の努力なしには、守り得ません。
飯豊町の田園散居集落の景観は、まさに、美しい景観を守り、未来へと伝えているものとして、第一回目の「美しい日本のむら景観コンテスト」にて、最高賞である農林水産大臣賞を受賞しました。
「どんでん平ゆり園」の近くにある展望台にたたずんで、飯豊の田園散居集落を眺めてみましょう。遮るもの一つない大きな空の下、1200haにもわたり広がる緑の集落は、まるで水田と樹々のパッチワークのようです。ゆったりとした風景を眺めるうちに、心の中を温かいものが満たしてゆくことでしょう。

明治維新から間もない時代に米沢平野を訪れた、英国人女性旅行家のイザベラ・バードは、田園散居集落が点在する米沢平野の光景を「東洋のアルカディア(桃源郷)」と記しました。
130年の時を経た今もなお、バードが踏破したルートにほど近い飯豊町には、「まさにバードが見た桃源郷そのもの」と感じさせる散居集落の景観が残されています。
生命力あふれる樹々の合間に点在する民家、そして水豊かな水田で風にたなびく稲穂・・・。バードはこの風景の印象を、「鋤で耕したというより鉛筆で描いたように#しい」と表現しています。
心遊ばせる旅路にふさわしい、絵画的な理想郷に身を置くひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
開園期間:6月上旬〜7月下旬
およそ150種・50万本以上の色とりどりのゆりと、季節の花々が田園の傍らに広がる約7haの敷地で咲き競います。

森林セラピー基地に指定された広大なブナの原生林で、鳥の声や風の音に耳を傾ければ、森の癒しパワーが得られます。

山の神への感謝と射止めた熊の冥福を祈る「小玉川熊まつり」では、マタギ文化の一端をうかがえます。

町内の愛好家が丹精込めて育てた約400鉢の石楠花が展示されます。
※花の見頃は例年の目安となり、時期が変更となる場合がございますので、予めお客様ご自身でご確認ください。

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