
日本海に面し、南北に細長くのびる新潟・庄内は、四季を通じて美しい景観と豊富な山海の幸が楽しめるエリア。
特に厳しい冬が終わり喜びの春を迎えるこの時期は、残雪の山々を背景に色とりどりの花々が咲き乱れ、抜けるような青空と美しいコントラストを作り出します。加えて、新鮮な日本海の幸や春ならではの山の幸、匠が織り成す伝統文化のほか、数多く点在する良質の温泉も見逃せません!見て食べて体験して、日本海と里山の魅力を存分に楽しめる贅沢なエリアです。
このページの情報は2011年6月に掲載された情報です。最新情報をお調べのうえ、お出かけください。
昼は、季節の山野草を愛で、あるいは直江兼続の足跡や木喰の仏像作品を辿るという歴史・文化探訪を楽しみ、夜は寺泊港から水揚げされる新鮮な海の幸に舌鼓を打つ、そんな旅の醍醐味を自由に楽しめるのが、長岡・柏崎エリアの魅力です。
特に、長岡・柏崎は、近年の仏像ブームで再注目されつつある木喰仏が、全国的にも特に多く残されている地域です。野の花を愛でつつ、優しい微笑をたたえた仏さまを訪ねて、心がほっと豊かになるような旅を、味わってみませんか。
温かい微笑みを浮かべた、素朴な木の仏さまに、元気をいただいてみませんか。
木喰上人は、江戸時代に日本各地を旅しながら仏さまの像を刻み続けた僧侶です。現在、木喰上人の手による仏像は、全国におよそ620体が残されていますが、新潟県に現存する木喰仏は実に約260体にのぼるといわれています。

新潟県内でもとりわけ、まとまった数の木喰仏を鑑賞できるのが、この長岡・柏崎エリアです。柏崎市の十王堂をはじめ、長岡市内の寺院など各所に納められた仏さまを拝観できます。
その生涯に、千体を超える仏像を造ったといわれる木喰上人。仏さまの像を通して、木喰上人の温かさや優しさが、時を超えてそっと伝わってきます。


「微笑みの仏さま」を造り続けた木喰上人が仏像彫刻を始めたのは、60歳を過ぎてからのことでした。やがて千体の仏さまを刻むという願を立て、日本全国を修行して廻ったため、各地に木喰仏が残されました。
上人は、生涯で2度、新潟を訪れました。特に、2度目の来訪で、柏崎市の十王堂で米寿(88歳)を迎えた頃に刻まれた作品群は、円熟の域に達したとされています。仏さまの微笑みはますます慈愛を増し、十王堂に納められた「閻魔大王像」のように厳しい表情の像さえ、奥底には温かみをたたえています。
後に、木喰仏の魅力を再発見して世に伝えた民芸運動家・柳宗悦もこの、「閻魔大王像」を、特に傑出したものと評しています。

春を告げる花として「春の妖精」の名でも愛されている雪割草には、雪国植物園や大崎雪割草の里などで出会えます。

日本海側に自生する変異が幅広い雪割草「オオミスミソウ」の約10万株の群生が、4月上旬一斉に見頃を迎えます。

高山植物や外来種、園芸種を一切交えない自然植生にこだわった園内で、雪国の里山そのままの姿の山野草を楽しめます。

長岡藩主が全国から集めて植樹した山を原型とする、悠久山公園にはソメイヨシノや八重桜などが約2500本あります。

国営越後丘陵公園で、約80品種15万本のチューリップが見頃となる4月中旬から、チューリップまつりが始まります。

摂田屋は江戸時代から酒、味噌、醤油などの醸造業が盛んだった地域で、蔵が並ぶレトロな町並みが今も残っています。

国重要無形文化財に指定された「小千谷縮」は、農家の冬期の副業として生活を支えてきた、この地域特産の麻織物です。

鯛の漁獲高が多い柏崎の新名物で、鯛のおけさ揚げやほぐし身、柏崎産のもずくをはじめ、海鮮がたっぷり載っています。

栃尾の町なかに何軒もあるあぶらげ屋さんでは、厚みや大きさが通常の3倍もある、ジャンボ油揚げが売られています。
川端康成の小説「雪国」の舞台となった、ここ越後湯沢から魚沼にかけてのエリアは、日本有数の豪雪地帯です。それだけに、春から初夏にかけての風景はことさらに美しく、尊いものとして目に映ります。
山々に囲まれ、豊富な雪解け水が田畑を潤すこの地域には、まさに日本人の心象風景といってよい、懐かしさを呼び起こすような田園風景が広がります。その田園では、遠い昔から大切に守られてきた生活文化が大切に残され、この暮らしを囲むように、奥只見湖を通る尾瀬観光ルートに代表される、貴重な自然遺産が残されています。
江戸時代末期から明治初期、「越後のミケランジェロ」と呼ばれ、親しまれてきた名彫刻師がいました。その彫刻師の名を、石川雲蝶といいます。
雲蝶の作品には、この湯沢・魚沼近辺の寺院で出会うことができます。

雲蝶の代表作として名高い必見の作が、魚沼市大浦の西福寺開山堂にあります。天井一面に広がる極彩色の彫刻「道元禅師猛虎調伏の図」は、絵画かと見間違えるほど精巧緻密で、華やかなものです。この彫刻群の素晴らしさから、「越後日光開山堂」との異名で呼ばれることもあるそうです。


根小屋の永林寺にある、13年の歳月が費やされたという欄間の浮き彫りには、圧倒されるほどの迫力があります。こちらには、麗しい天女の姿が残されており、一説によれば、雲蝶が思いを寄せた女性の面影を写したものだそう。「道元禅師猛虎調伏の図」とは趣を異にする、たおやかさから生まれた言い伝えかもしれません。
湯沢町土樽の瑞祥庵の楼門を守る、阿吽2体の仁王像もまた、雲蝶の作品。仏像彫刻にもその才能が存分に発揮されています。
雲蝶の作品は、人々の心を時に和ませ、時に鼓舞したことでしょう。本物が持つ力強さを、ぜひ現地で味わってください。

魚沼側からのルートで行く尾瀬国立公園には、春になると尾瀬の象徴ともいうべきミズバショウが咲き誇ります。

雪解けとともに濃いピンクの花を咲かせるカタクリの群生地が、見倉、秋山郷、坂戸山などエリア内各所にあります。

奥只見郷ネイチャーガイドの案内で、その日に最も見頃を迎える花や野草に出会えるコースをセレクトし、散策します。

雪国に春を告げる食材が、雪解け間もない山で採られた山菜です。山深い秋山郷のものは、品質が高いと評判です。

豪雪地に珍しい立ち姿がまっすぐなブナが揃っていることが、名前の由来です。夏は大変涼しく森林浴にも適しています。

日本有数の絹織物の産地として知られる十日町市。毎年5月3日に開催される「十日町きものまつり」では街中がきもの一色に彩られます。

十日町にはこだわりの地元産そばを使ったそば打ち体験ができる施設が多数あります。

十日町駅周辺の参加そば店19店のうち、お好きな店で生そば特製小盛り二杯分を一名1,000円で食べ歩きできます。

越後三山の雪解け水で育ったコシヒカリは、おいしい米の代名詞的存在です。雪解け水で炊いたご飯をお楽しみください。
新潟県南西部、長野県との県境近くに美しい姿を見せる妙高山。その麓に広がる妙高高原には、赤倉・妙高杉ノ原・池の平などのスキー場や温泉が多い、大自然に恵まれたリゾートエリアです。
対して、高田平野は、古墳時代には300基以上の古墳が築かれるほどの財力と権力が集まっていた地域。室町時代以降になるとさらに、有力大名・上杉家の領地として繁栄しました。
上杉謙信の居城・春日山城や上杉家ゆかりの史跡、高田城址のほか、親鸞聖人ゆかりの寺町など、歴史的な見どころが多く、街歩きが楽しい一帯です。
約4,000本の桜が咲き誇る高田城の城跡公園で、第86回を迎える「高田城百万人観桜会」が2011年4月8日(金)〜24日(日)に開催されます。

昼間の美しさもさることながら、3,000個以上のぼんぼりに照らし出される桜は幻想的で、日本三大夜桜の一つに数えられるほど見事です。毎年、およそ100万人が訪れ、この桜の美しさに酔うといわれています。


この桜は1909(明治42)年に、2,200本を植えたのが始まりです。築城当時の姿をしのばせる三重の櫓、明治時代に植栽された桜、そしてライトアップのコラボレーションは、現代だからこその眺めといえそうです。
なお、三重の櫓は、1870年に火災のため焼失したのですが、上越市発足20周年記念事業として、1993年に再建されました。
実は高田城には、築城当初から、平城最大の特色である天守閣が建築されませんでした。そこで、この三重の櫓は、高田城のシンボル的存在だったのです。また、石垣が積まれていない平城はたいへん珍しく、これも高田城の特徴とされています。
この三重の櫓の内部には、高田城関係の資料が展示されています。高田城百万人観桜会の期間は、無休で展示を見学できます。

約4,000本のソメイヨシノが植樹された高田城址公園は、桜の見頃になるとぼんぼりで幻想的にライトアップされます。

いもり池では、周辺を白く埋め尽くすように咲き誇るミズバショウと水面に映る妙高山を眺めながら、散策できます。

4月16日から5月5日まで行われる水ばしょう祭では、妙高高原の春を代表するミズバショウ約10万株を楽しめます。

妙高の斐太歴史の里や糸魚川の神通山公園、上越の春日山城跡にはカタクリが群生し、歴史花回廊の一画となっています。

巨岩に囲まれた池を覆うように樹木に絡みついた藤花が垂れ、荘厳な雰囲気です。見頃には苗木の販売なども行われます。

ミズバショウで知られる笹ヶ峰高原では、夏になると笹ヶ峰牧場周辺で、黄色い小花・キンポウゲの大群生が見られます。

大きな網を浜から引っぱっり揚げて魚を捕る、昔ながらの漁を体験できます。冬期と盛夏を除いて行われています。

糸魚川の新名物B級グルメは、中華麺に新潟産のイカとイカ墨を加えて作った、真っ黒に染まった焼きそばです。

山盛りの飯と山海の美味を部下に振る舞ったという上杉謙信の出陣前の食事を、当時の食材や調理法で再現したお膳です。
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