TRAIN SUITE
四季島を支える想い

2018/05/31

Vol.21:

ジェイアールバス関東 宇都宮支店 指導運転士

薄井 光雄と、

ジェイアールバス東北 青森支店 運転主任

山内 隆英の想い

旅先で観光に向かうときも「TRAIN SUITE 四季島」ならではのデラックスで乗り心地のよいバスの旅を。

「TRAIN SUITE 四季島」の旅先の、観光コースでは、駅から目的地までの間の交通手段として、特別仕様のバスが用意されている。
運転を担当するのは各地のバス会社のベテラン運転手たち。
彼らは、安全で快適な運転を通して、おもてなしの心、そして地元の素晴らしさを伝えたいと日々の乗務に励んでいる。

ジェイアールバス関東 宇都宮支店 指導運転士
薄井 光雄の想い

日光は、3泊4日コースのお客さまが上野駅を出発して最初に訪ねる訪問先。
ですからバスにご乗車の際には、旅の始まりの楽しい気分が盛り上がり、日光という土地によい印象を持っていただけるよう特に気を配っています。
日光駅から日光東照宮まで、通常は10分ほどの乗車時間ですが、お客さまはバスをご覧になってまず、そのデザイン、内装に注目されるようです。
「TRAIN SUITE 四季島」の車両と同様、奥山清行さんのデザインで、東瑠璃色(あずまるりいろ)と名付けられたブルーの車体、山形産の牛革張りシート、大きな窓とゆったりした空間と、いつまでも乗っていたくなるような素晴らしいバスです。

このバスの運転を担当しているのは私を含めて6名。
貸切バスの運転経験があり、渋滞時には臨機応変にルートを変更でき、道路事情も熟知している者が選ばれました。また「TRAIN SUITE 四季島」のコースには入っていませんが、日光では山道で急カーブの多い「いろは坂」を安全に運転できないとバス運転手は務まりません。その点、宇都宮支店では経験豊富な乗務員が揃っておりますので、安心してご乗車いただけます。

お客さまは日光東照宮を1時間半ほど見学されてバスに戻られます。
豪華絢爛な建築を堪能した、特別な儀式を経験できたなど、体験の感想をうかがうことも多いですね。バスの前でお写真を撮られたり、ときには私も記念撮影をご一緒したり。
そうして日光という土地を楽しんでいただいているのを大変うれしく思っています。

ジェイアールバス東北 青森支店 運転主任
山内 隆英の想い

青森支店が担当しているのは、3泊4日の縄文コースと五能線コース、そして2泊3日の五所川原コース、弘前コースのバス行程の運転です。
縄文コースでご乗車いただくのは、青森駅から三内丸山遺跡まで15分ほどなのですが、「TRAIN SUITE 四季島」のツアーでは、特別にバスを敷地内の遺跡の近くまで乗り入れての見学になります。
そのため、バスで遺跡の敷地内を走行する訓練なども行いました。
五能線コースは新青森駅から五所川原にある立佞武多の館まで約1時間、冬のコースとなるとさらにご乗車いただく時間は長くなります。

青森は雪国です。雪への備えは常に万全にしておかなければと、10月にはタイヤをスタッドレスに替え、チェーンとスコップを車に常備し、チェーン装着の訓練も毎年必ず行っています。雪道では、ギア、アクセル、ブレーキなどの操作ミスが事故につながりかねません。雪国ならではの運転テクニックを磨いて、安全第一で乗務に臨んでいます。
特にこの「TRAIN SUITE 四季島」のバスは車高が高く、幅も広いので運転はとりわけ慎重さが必要になります。ブレーキ操作なども気を使ってお客さまにとって乗り心地のよい運転を心がけ、6名いる「TRAIN SUITE 四季島」担当の乗務員で常に最高の状態に整備しています。

バスのデザインも「TRAIN SUITE 四季島」オリジナルですが、私たち運転手の制服もトレインクルーの制服と同じく滝沢直己さんによるデザインで、青森駅でお客さまが乗車されると、クルーから運転手の紹介と、この制服についての説明があります。初めてこの制服を着たときはまさに身が引き締まる思いで、今も乗務のたびに背筋が伸びる思いです。

運転していると、子どもたちが「TRAIN SUITE 四季島」の列車やこのバスに手を振ってくれるほか、地元の人たちの歓迎の様子もよく見かけます。そんな青森の人々の心と土地の魅力が、旅に参加された方々のよい思い出になればと常に願っています。
(写真左:薄井 光雄/写真右:山内 隆英)

ジェイアールバス関東 宇都宮支店 指導運転士 薄井 光雄/ジェイアールバス東北 青森支店 運転主任 山内 隆英
[ 文=鈴木伸子 撮影=的野弘路 ]