究極の安全を目指して

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羽越本線列車事故を受けた対策

強風警報システムの導入拡大

風速計で実際に観測した風速に加え、予測最大風速が規制値を超えた場合にも運転規制を行うことにより、これまで以上に安全性が確保できる強風警報システムを在来線全運転規制区間297箇所へ導入しています。

気象情報の活用による運転規制方法の試行

局地的な強風は、風速計などの従来の観測機器ではとらえることが難しい気象現象と言われています。そこで、気象庁のレーダーなどによる気象情報を用いて、寒冷前線の通過とそれに伴う発達した積乱雲をとらえることにより、局地的な強風の発生を予測し、運転規制を行う方法について研究を進めています。
羽越本線(新津〜酒田間)と白新線(新潟〜新発田間)において、2007年度より冬期間に試行を開始し、2009年2月17日には羽越本線、信越本線、越後線、弥彦線、陸羽西線の一部区間を試行区間に追加しました。

なお、5年間の試行期間中に8日運転規制を実施しましたが、実際に突風の発生は確認されませんでした。

気象情報の活用による運転規制方法の試行の図

ドップラーレーダーによる観測方法の研究

「ドップラーレーダー」とは、雨粒や雨雲の動きを検知することで風の状況を把握できる観測装置で、一部の空港では局地的な強風の監視に活用されていますが、このレーダーの列車運転規制への応用可能性について研究しています。
2007年からドップラーレーダーによる突風観測を開始しており、2010年には突風探知システムの基礎となりうるシステムを構築し、羽越本線余目駅でのリアルタイム突風検知実験を開始しました。今後、突風探知システムの実験モニタリングを通した検証と改善を行い、列車運転規制への応用可能性について、さらに研究を進めます。

羽越本線・余目駅屋上に設置されたドップラーレーダー、ドップラーレーダー本体の写真
羽越本線・余目駅屋上に設置されたドップラーレーダー、ドップラーレーダー本体