究極の安全を目指して

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安全文化の創造

5つの安全文化

鉄道の安全を高めるためには、確固たる安全文化を築き、広げていくことが必要です。相互信頼に基づいて、起きてしまった事故や事故の兆候などの情報に立脚する文化、そして学び行動する文化が、私たちの求める安全文化です。

  1. (1)正しく報告する文化
    発生した事故・事象を速やかに正しく報告し、事故の再発・未然防止を図る。
  2. (2)気づきの文化
    事故・事象に結びつく前の、「埋もれている事故の“芽”」に気づいて、情報を共有化し、事故防止を図る。
  3. (3)ぶつかり合って議論する文化
    原因を究明する際に「事なかれ主義」を排し、さまざまな意見を包み隠さず出し合い、ぶつかり合って議論することで背後要因を捉え、真の対策につなげる。
  4. (4)学習する文化
    自分の職場以外の事故・事象を自らのこととして置き換え、常に事故を学習する。
  5. (5)行動する文化
    最終的に安全行動に結びついて、はじめて安全が確保される。「自ら考え、自ら行動する」、これが安全を支える源となる。

三現主義”を行動基準に

安全の問題は常に「現場」で起こります。問題が「現場」で起こるということは、答えも「現場」にあります。「現地・現物・現人」と接し、現状を正しく認識し対応していくという“三現主義”を行動基準に、安全の問題に取り組んで行きます。

※現場 「現業機関という意味ではなく、お客さまとの接点、輸送・サービスの原点である、直接安全に関わる作業を行う現地・現物・現人」を意味します。

安全綱領の変更

安全に関わる社員の行動規範として、安全綱領を定めています。この第5項に、東日本大震災などの当社の安全推進の基本的な考え方である「自ら考え行動する」ことを主旨として「自ら考え」という表現と、異常時に遭遇した際に焦りから来るヒューマンエラーを防止するために一呼吸置いてから物事に取り組むという主旨として「あわてず」という表現を加えました。

安全綱領第5項

  1. ①安全は輸送業務の最大の使命である。
  2. ②安全の確保は、規程の遵守及び執務の厳正から始まり、不断の修練によって築きあげられる。
  3. ③確認の励行と連絡の徹底は、安全の確保に最も大切である。
  4. ④安全の確保のためには、職責をこえて一致協力しなければならない。
  5. ⑤疑わしいときは、あわてず、自ら考えて、最も安全と認められるみちを採らなければならない。

安全を担う人づくり

急速な世代交代を迎える中で、安全知識を確実に継承していくことが必要となります。そのために、安全の核となる社員の育成が急務であることから、現業機関等に「安全指導のキーマン」、支社等に「安全のプロ」を配置し、安全のレベルアップを図っています。
安全指導のキーマンは、主に次の3点に取り組んでいます。

  1. (1)〔熟知〕:弱点、安全ルール、設備、作業、事故情報(事故例)を熟知する。
  2. (2)〔指導〕:熟知すべき知識や弱点の克服について社員への指導を定期的に実施する。
  3. (3)〔後継者づくり〕:後継者づくりを必ず行う。

安全のプロは、主に次の3点に取り組んでいます。

  1. (1)安全ルール、保安のしくみ、過去の事故歴等を熟知し指導力を発揮する。
  2. (2)事故対策策定や異常時のアドバイス、安全施策の策定、CS運動をリードし指導する。
  3. (3)安全に関する知識・技術・感性を持つ。
「安全指導のキーマン」スタートアップ会議の写真

「安全指導のキーマン」
スタートアップ会議

「安全のプロ」認定式の写真

「安全のプロ」認定式

安全指導のキーマンと安全のプロの関係図
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