
- JR東日本最大の商品である輸送サービス。毎日運行される約12,700本の列車1本1本を運行するのが車掌・運転士。そして、その1本1本の列車に運休や遅れを出さないように列車の運行管理を行うのが指令員です。
車掌と運転士はお互いに協力しながら、何千人ものお客さまが安全に時間通りに、そして安心して目的地まで移動していただけるよう、列車を運行しています。車掌の仕事は、列車を安全・正確に運行するほかに、車内における案内放送をはじめ、車内の温度管理、車内改札時のご案内など、お客さまに快適な車内空間をご提供し、目的地まで安心してお過ごしいただくための環境づくりに取り組んでいます。運転士の仕事は列車を安全に時間通りに運転すること。運転士になるためには、運転ルールや車両構造に関する知識を習得し、国家試験に合格しなければなりません。運転士免許取得後も、乗務する路線・車両について熟知し、運転技術を高め続けることはもちろん、故障時の応急処置に関する知識など、求められるものは多岐にわたります。指令員は、列車の運転状況、お客さまの状況、気象状況など、つねに列車運行にかかわるさまざまな情報の把握に努めています。事故や災害の発生時には、状況を瞬時に判断し、安全を確保しながら、さまざまな調整、駅係員や車掌・運転士への指示、情報提供、列車運行の調整などを行い、列車を正常な運行状況に戻す役割を担います。
信号やホームの安全を確認する車掌
JR東日本では、運転士・車掌の教育・訓練で活用できるパソコン用「訓練ツール」を開発し、活用しています。「事故防止訓練ツール」は運転士・車掌が陥りやすくかつ重大な影響の生じる場面を取り上げ、危険に対するイマジネーション能力を高めたうえで、「なぜエラーが発生するのか」「それを防ぐためには日ごろから何を心がけていればよいか」などを考えるものです。車掌の「異常時放送訓練ツール」は「サービスの基本を知る」「お客さまの心理を知る」「地域を知る」「運転整理を知る」「トラブルの復旧手順を知る」の5つの着眼点から、異常時放送のレベルアップを図るものです。また、安全に役立つ情報を社員に定期的に発信するとともに、それをデータベース化し、社員が必要なときに必要な情報をいつでも検索できる仕組みとして、「安全ポータルサイト」を開発し、活用しています。
指差確認をする運転士
JR東日本は、会社発足時より「安全」を経営の最重要課題として掲げ、お客さまの信頼に応える鉄道システムづくりに取り組んでいます。お客さまに安心してご利用いただける鉄道をめざし、各地の総合訓練センターにおいて、「基本を理解し確実に実行できる」「異常時などに的確に対応できる」「新たなシステムを確実に使用できる」人材を育成するための環境を整備する考えです。最先端の技術を活用するとともに、教育・訓練方法の見直しによって安全のレベルアップを図るなど、ハードとソフトの両面から「究極の安全」に向けて、絶えざる挑戦を続けます。
運行状況を確認する指令員





