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IT・情報システム

IT・情報システム
企業を取り巻く環境が刻々と変化するなか、経営における情報システムの位置づけも、企業の経営戦略実現に直結した重要資源へと変化しています。そのようななか、情報システムを通じて、新たな顧客価値の創造やビジネスイノベーションを推進し、当社の競争力を高めることによって経営戦略の実現に貢献することが、IT・情報システムフィールドの役割です。

事業ミッション Business Mission

IT・情報システムのフィールドは大きく3部門にわかれます。それぞれの部門が異なった視点からかかわることで、企業経営の重要資源である情報システムの最適な開発と運用を支えています。
(1)システム統括部門/システム戦略策定や投資判断・経費管理、ユーザー部門の支援、開発工程管理といったシステム全体に関係する業務に携わります。
(2)システムユーザー部門/業務分析からのシステム化検討やシステムに求める要件の策定など、業務におけるシステム活用に関する検討を行います。
(3)システム開発部門/最新技術とシステムに関するノウハウを有し、システム開発・運営はもちろん、システムに関するコンサルティングや統括部門が定めたシステム戦略の実行に携わる部門です。

※システム開発部門はグループ会社の(株)ジェイアール東日本情報システムが担っています。

IT情報システム推進のイメージ IT情報システム推進のイメージ

具体的な取組み Concrete Measures

JR東日本で使用している200以上の情報システムのなかから、代表的なシステムについてご紹介します。
●輸送総合システム
列車ダイヤ、車両・乗務員運用の作成やその伝達といった輸送計画業務は、紙を中心に膨大な人手を介していました。この輸送計画業務における業務の効率化を目的として、列車計画・車両運用計画・乗務員運用計画の作成・伝達などを総合的に支援するシステムです。
●運行管理システム(ATOS、COSMOS)
輸送総合システムにより計画された輸送計画をもとに、実際に輸送管理を行うシステムです。首都圏の高密度運転を支える東京圏輸送管理システム(ATOS)は、列車の運行状況をリアルタイムに把握するとともに、列車進路の制御、お客さまへの自動案内放送、保守作業の管理などの機能があります。新幹線総合システム(COSMOS)は、運行管理システムを含め新幹線にかかわる、すべての業務を総合的にシステム化しています。
●駅収入管理システム
従来、駅や列車内における乗車券類の発売は人によって行われており、これらの収入に関する集計・精算業務には、多くの時間と労力を要していました。そこで、発売情報・収入情報を迅速に把握するとともに、集められた個別発売データを解析し、経営戦略に反映するなど、駅窓口業務および集計などの業務の近代化・効率化を図るため、導入されたシステムです。

輸送総合システムの構成 輸送総合システムの構成

これから実現したいこと long-range objective

●新しい情報技術の積極的な活用
情報技術は年々目ざましい進歩を続けており、ビジネスイノベーションのために不可欠です。例えば、Suicaは、1枚の紙に過ぎなかったきっぷをIC化したことによって、電子マネー機能、Suicaポイントクラブ、Suica付学生証・社員証といったサービスの拡張を実現し、新たなビジネスモデルを生み出しました。現在では、クラウドコンピューティングやスマートフォン、タブレット型端末などが注目を浴びていますが、このような新しい情報技術を用いることで、新たな価値・サービスの提供に向けて、ビジネスの「構造」や「質」の変革を促進していきます。

※クラウドコンピューティング
従来は手元のコンピュータで行っていた処理を、インターネットなどのネットワーク越しに、サービスとして必要に応じて利用する方式。

●情報システム基盤の確立
JR東日本には、さまざまな情報システムを稼動させるためのサーバが数多く存在しています。技術の進展によるコンピュータ処理能力向上にともなって登場した「仮想化技術」を用いて、機器の省スペース化や効率的な利用、システム開発の工期短縮の検討を行っています。あわせて、コンピュータウイルスやサイバー攻撃に対するセキュリティ対策や、機器の監視を充実させたシステム管理の強化を行い、システムのより安定かつ確実な稼動をめざします。

※仮想化技術
1台のコンピュータ上に複数台の仮想的なコンピュータ(仮想マシン)を稼動させることで、少ない台数で多くの台数の役割を担う技術。

仮想化技術を用いたサーバ結合のイメージ 仮想化技術を用いたサーバ結合のイメージ

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