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主に中央線、青梅線、五日市線において、車内放送、ドアの開閉、車内でのきっぷ販売やご案内などの車掌業務に携わっています。首都圏の大動脈である中央線では、朝夕のラッシュ時を中心に大勢のお客さまが利用されるため、安全への配慮と安定輸送を両立した秒単位での判断が求められます。一方、運行本数の少ない青梅線や五日市線では、乗り遅れそうなお客さまがいたら可能な範囲内で待機してから発車するなど、状況に応じた柔軟な対応を心がけています。車掌業務の他に取り組んでいるのが、チャレンジセイフティー委員会での活動です。具体的な取組みとしては、失敗を未然に防ぐために、安全に関して気づいた事例を車掌区内で募集し、防止策を実施しています。たとえば最近では、不用意なミスの防止を意識づけるプレートを、各駅の車掌の目に付きそうな場所に掲示するなど、職場内での安全推進に積極的に取り組んでいます。
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東日本大震災の際、私が乗務していた列車は、運転再開の目途が立たない状況で青梅線小作駅での停車を余儀なくされました。指令室と情報を取り合った結果、早期の運行再開は難しいことがわかり、お客さまに続けてのご乗車は控えていただくようにご案内していました。しばらくすると、駅係員から「『列車を降りるように言われても、代わりの交通手段がないのにどうすればいいんだ』というご意見がお客さまから寄せられている」という報告を受けました。このとき思い出したのが、車掌見習い期間に指導担当の先輩車掌から教わった「車掌はその列車の責任者なのだから、突発的な事態に遭遇したら最後まで責任を持ってお客さまを守りなさい」という言葉でした。責任者である車掌が、お客さまにご乗車を控えていただくだけでは、あまりに不親切だったと反省しました。それ以降は、指令室や駅係員をはじめ、携帯ラジオからも情報を集め、列車内で待機していただいている約400人のお客さまに対して、運転中止の判断が下された19時ころまで最新の情報を伝え続けました。お客さまの気持ちを汲み取り、自ら考えて行動することの大切さを再認識することができました。
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子どものころからの夢である運転士の試験に合格し、今はまず一人前の運転士になることに全力を尽くします。現在は社内の通信教育を利用して、運転法規などの運転士に必要な知識を勉強したり、先輩から研修に参加するにあたっての心構えやアドバイスを聞いたりしているところです。3ヶ月間の研修では覚えなければいけないことが多いため、ついていくには必死で勉強しなければいけないと聞いています。昨年、同期入社の同僚が運転士試験に合格。当時は先を越されたと焦りましたが、車掌をもう1年務め、業務改善に取り組むことで、将来のキャリアアップに役立つ貴重な経験ができたと感じています。今後は、指令員などの輸送業務に携わり続けたいという思いがある一方で、輸送業務にとどまらず、本社や支社を含めた幅広いフィールドで経験を活かしたいと考えています。

