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自然災害に負けない 安全な鉄道を実現するための 研究開発を究める。 JR東日本研究開発センター 防災研究所  鈴木 修 OSAMU SUZUKI 1992年入社 ポテンシャル採用

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現在取り組んでいる仕事を教えてください。

自然現象による鉄道事故を防ぐための専門的な研究を推進

防災研究所のミッションは、自然現象に起因する鉄道災害事故防止をめざし、「災害発生メカニズムの解明と危険度評価手法」、「気象・地象現象の観測と検知手法」、「防災対策の提案および技術基準の策定」についての研究開発です。当研究所で私は、自然災害に強い鉄道を作るため、鉄道運行をより安全にするための研究開発や、安全性を確保したまま、より安定して列車を運行させるための研究開発に携わっています。具体的には、突風を探知する手法に関する研究開発や、地震で列車の運転を中止した後の点検時間を短縮して運転再開を早めるための研究開発などを行っています。自然防災に対する課題は多く、所員は同時に複数の研究課題に取り組んでいます。1人で研究のすべてを行うことが不可能なケースが多いため、研究の方向性をしっかりと持ったうえで、多くの人の協力を得ながら大きな仕事を成し遂げています。

いちばん印象に残っている仕事は?

満足できる結果を得るため、現場での試験を繰り返す

河川増水により橋脚周囲の河床が掘られ、橋脚が倒壊する“洗掘”という災害があります。橋脚が倒壊した橋りょうに列車が進入すると、脱線転覆といった重大な事故が発生する可能性もあるため、洗掘の兆候を橋脚の傾斜や、列車通過時の振動などから検知する「洗掘検知装置」の開発を行っています。この装置の開発でもっとも苦労したのが、橋脚の傾斜と列車通過時の振動といった異なる計測を同時に行わなければならないことです。当初は、2種類のセンサーを装置に搭載することを検討しましたが、センサーの信頼性やコストなどの問題があり、2種類の計測を1つのセンサーで行う方法に変更しました。候補となる何種類ものセンサーのなかから最適なものを選定し、何度もフィールド試験を実施。ようやく満足できる結果が得られたときには胸をなでおろしました。

これから挑戦していきたいことは?

地球環境の変化に対応できる防災対策の整備に注力

今後、地球温暖化の進行により、集中豪雨の頻度の増加や台風が巨大化する可能性が高いと報告されており、今以上の防災対策が必要となってきます。また、老朽化した土木構造物が増加しているため、再生や補強などの対策も必要となってきます。私はこれまで土木構造物の維持管理や自然災害に関する研究開発を行ってきましたので、この経験を活かして、列車輸送の安全を確保し、そのうえで、より安定した輸送サービスを提供するための新しい方策を考えていきたいと思っています。

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