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北陸新幹線開業に向け 土木構造物の安全性を 徹底的に検査する。 長野支社 設備部  松尾 賢 SATOSHI MATSUO 2004年入社 プロフェッショナル採用

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現在取り組んでいる仕事を教えてください。

新幹線の開業を前に、土木構造物の安全を徹底検証

鉄道を支えるさまざまな構造物(高架橋、橋梁、トンネルなど)を長く使い続けられるように維持管理するのが私の仕事です。現在取り組んでいるのは、2014年度末に予定している北陸新幹線(長野〜金沢間)開業に向けた土木構造物の検査で、「開業検査」と呼ばれるものです。整備新幹線は独立行政法人の鉄道建設・運輸施設整備支援機構が建設しますが、実際に運営し設備の維持管理をするのは私たちJR東日本です。お客さまに良質な新幹線輸送サービスを提供するためにも、構造物がJR東日本の基準に照らして安全かどうかを徹底的に検査しています。特に長野県は山が多く、トンネルが多いので、トンネルからのコンクリートの剥離、剥落を発生させないように神経を使います。電磁波レーダーを使った機械診断のみならず、目視とハンマーの打音で入念に確認していきます。特に、傷みやすいコンクリートの継ぎ目部分は丁寧に見ています。日本の大動脈である新幹線の開業に向けて自ら検査をしたいという想いから、希望して開業検査の仕事に就きました。いままでの業務経験のなかでも特に集中し、徹底して構造物と向き合うことにとてもやりがいを感じています。

いちばん印象に残っている仕事は?

被災した飯山線を、全力を尽くして復旧

私は入社してから、多くの災害による復旧の経験をしてきました。2004年の台風23号、新潟県中越地震、2005年の豪雪などです。しかしもっとも強く印象に残っているのは2011年です。3月11日の東日本大震災の翌日に長野県北部で、震度6強の地震が発生し、千曲川と信濃川に沿って走る飯山線の構造物の多くが被災したのです。私が翌日、現場調査に駆けつけると、約1万5,000m³もの盛土が崩壊していました。しかも川の上流では土石流が発生し、復旧工事を阻んでいました。通常のペースで考えると、復旧は6月ころまでかかるだろうと思いましたが、何としてもゴールデンウイーク前に開通させよう、お客さまのために1日も早く復旧しようとパートナー会社も一丸となり、懸命に取り組みました。ときには復旧方法をめぐって周囲の方々との意見の衝突もありましたが、最後は全員の強い想いが一つになり、4月29日には運転を再開することができました。復旧した現場を走る車両の姿を見て、胸が熱くなったことを覚えています。

これから挑戦していきたいことは?

より災害に強く、安全な構造物を実現したい

「災害に強い鉄道」の構築に技術力で貢献していきたいと思っています。そのために技術士の国家資格を取得したいと考えています。JR東日本は約7,500kmの営業路線を保有しており、すべてのエリアで大規模地震や大雨などへのさらなる対策の強化が求められます。沿線には、防護設備や災害検地装置を設備していますが、安全対策にこれでよいという終着点はありません。ですから、たとえ災害にあっても、お客さまに怪我をさせないことはもちろん、早期に復旧ができる強い鉄道を実現したいと思っています。
現在の「開業検査」業務については、2014年度の新幹線開業までに終了し、以降は保守業務が中心になります。今後も技術を磨きつつ、より効率的な検査方法の開発や防災対策の強化により、安全かつ安定した鉄道輸送の実現に挑戦していきたいと思います。

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