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投資計画部では、JR東日本が「信頼される生活サービス創造グループ」として持続的成長を遂げるために、社会的責任の遂行と利益の創出との両立を実現する設備投資計画の策定を行っています。私は、そのなかでも特に鉄道輸送に関連する分野を担当。具体的には、新幹線高速化、東北縦貫線、車両基地、指令、乗務員区所整備などのように輸送サービスの向上に寄与する施策のほか、安全な輸送を確保するための必要な設備について、経営上もっとも望ましい投資計画を策定するよう努めています。また、その際に必要性、時期、経済効果などの検討を行いますが、設備投資が決定された後も、必要な時期までにその効果が発揮されるように、工事計画から竣工まで、私たちがスケジュール管理を行わなければなりません。東北縦貫線整備のような数百億円規模にのぼるプロジェクトを手がけることもあり、会社の未来にかかわる投資案件に携わっていることに大きなやりがいを感じています。
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印象に残っているのは、新幹線運行本部に所属していたとき、ダイヤ混乱時の早期ダイヤ回復手法を考案、実現したことです。当時はダイヤ混乱が頻発しており、従来にも増して早期ダイヤ回復が求められていました。そもそも、私たちの仕事は輸送障害を発生させないことが大前提であり、万一発生した場合には、早期運転再開に全力を尽くすとともに、並行して運転再開後の輸送力の確保と早期ダイヤ回復に努めなければなりません。そこで、関係各所と調整しながら、シンプルな手配方法を考案。ダイヤ混乱時においても、東京駅を4分ヘッドで発着させる最高密度の運行を維持し、かつ従来よりも早いダイヤ回復を実現できるようにしたのです。もちろん、これは私ひとりの力ではなく、さまざまな分野で経験を積んだ同僚、駅や清掃会社社員などと議論を重ね、協力しあったからこその結果です。改めて、JR東日本のチームワークのよさを実感しました。お互いの能力を認め、高め合っていける風土がJR東日本にはあると思います。
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運輸部門でのこれまでの経験により、計画段階からお客さまにサービスが提供されるまでの鉄道の仕組みを把握し、お客さまのニーズの変化に柔軟に対応できる設備整備の重要性を実感しました。鉄道事業は巨大な装置で成り立っており、設備投資後、そのまま何十年も使用する可能性が高い一方で、これらの仕様により、列車の運転本数や到達時間がある程度決定されてしまうという現状もあります。そのため、経営的視点のみならず、技術的視点からもアプローチし、環境の変化に柔軟に適応できる投資施策を企画・提案していくことが重要だと考えています。そのようにして、微力ながらJR東日本の未来のアウトラインづくりに貢献していくことが、私の目標です。

