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私は内房線、外房線および京葉線の保線業務を担当しています。線路を保守・管理することによって、列車運行の安全・安定輸送の確保、お客さまの快適な乗り心地を実現することを目的としています。保線の仕事は機械化、システム化が進んでいますが、良好な線路状態を維持するために現場での検査は重要であり、その一つに「総合巡視」があります。これは線路に異常がないかどうか、実際に線路を歩いて確認する作業です。着目点の一つは、レール表面の上下方向、左右方向の歪みで、目視や測定器具を用いた方法などで確認していきます。ミリ単位のわずかな歪みが列車の安全性や乗り心地に影響をおよぼすため、責任は重大です。さらに、陥没の有無を含めた盛土や道床バラスト(砕石)の状況、まくらぎの状態、沿線列車運行に支障をきたすような沿線樹木などの確認など、チェックすべき要素は多岐にわたります。また、列車に乗車し、目視と体感で線路状況を確認する「列車巡視」も行います。こうした検査を通じて異常を発見した場合、補修計画を作成してパートナー会社に補修の工事を発注し、施工を実施することで、つねに線路を良好な状態に維持していきます。列車運行の安全を支えている仕事であることに、大きなやりがいを感じています。
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線路は日々の列車走行によって負担がかかっていますが、その状態は場所によって異なります。私たちがつねに注視しているのは、軌道の弱点箇所ともいえる分岐器や踏切周辺です。レールの継ぎ目が多く、軌道の構造が変化する構造物のため、一般軌道に比べて列車走行にともなう衝撃や振動が大きく、構成部材の摩耗や損傷が発生しやすい箇所です。かつて、自分の判断・指示で早期に補修を実施し、円滑な列車運行を実現したことがあります。まだ実務を担当したばかりのときだったこともあり、充実感を得るとともに、その後の自信にもつながりました。現在担当している「曲線改良」は、従来の軌道のカーブを緩やかにすることで安全と乗り心地を向上させるというものです。カーブを修正するには、架線やホームなどへの影響を考慮しなければならず、実現にはさまざまな課題、ハードルがあります。それらを一つひとつクリアしていくことで、最適な軌道曲線を実現したいと思っています。
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私は、千葉保線技術センターで、女性として初めての保線担当者です。パイオニアの自覚を持って、保線の仕事で女性が活躍する場を広げていきたいと考えています。現在、若手社員育成のために行われている勉強会などでも後輩を指導する立場にあります。私自身、まだまだ勉強し吸収すべきことが多いのですが、女性が保線の仕事で頑張っているという姿をアピールするにはいい機会だと感じています。線路の確認作業は、繊細さが問われる仕事です。列車運行の安全・安定輸送を支えるという大きなやりがいもあります。私に続いて保線の仕事をめざす女性にぜひ入社して欲しいと思います。そのためにも、日々の仕事に邁進し、多くの経験を積み知識を吸収していくことで、保線のプロフェッショナルに成長していきたいと思っています。

