


大学卒業後は、工学部で学んだ知識を活かし自動車会社に就職しました。元々、鉄道にも興味は持っていたのですが、当時は就職先として身近に感じていなかったというのが正直なところです。転職を考えたのは、世の中の動きとしてCO2削減という意識が高まり始めたころだったと思います。偶然、新聞広告でJR東日本の中途採用の募集を知りました。今後、ますます鉄道が果たす役割は大きくなっていくと感じていましたし、これまで培った自動車の知識・技術を鉄道の世界で活かす絶好のチャンスだと思ったのが応募のきっかけです。もちろん鉄道に関する知識がないことに不安はありましたが、今までの経験を鉄道会社で活かしたい、必ず活かせるという思いの方が強かったと思います。

信濃大町メンテナンスセンターは、大糸線の信号機や踏切など、安全に直接かかわる信号保安設備の保守・保全を行っています。季節により、落雷や凍結などの自然災害が発生しやすい地域であるため、故障した設備の修繕はもちろんのこと、故障を未然に防ぐためにあらゆる安全対策を実施することで予防保全に努めています。また現在は、センター長という立場となりましたので、円滑な業務の運営だけでなく、職場全般のマネジメントをはじめ若手社員の育成にも力を注いでいます。信号設備の故障発生を抑制し安定した輸送を実現するためには、私たち一人ひとりの知識・技術の向上が不可欠です。メンテナンスセンターのメンバーが一丸となり、ひとつの目標に向かい仕事ができる環境づくりを心がけています。

設備近代化プロジェクト科に所属していた入社5年目のころ、大糸線運行管理システムの取替工事の設計を任されることになりました。初めての設計業務に右往左往したのはいうまでもありませんが、上司や同僚にアドバイスをもらいながら、とにかく必死で取り組んだことを覚えています。また、これまで直接接点を持つ機会がなかった他系統の社員や協力会社・メーカーの方々とのつながりを得たことも大きな財産になっています。2年半におよぶプロジェクトを成し遂げたことは大きな自信になりましたし、自分自身の視野が確実に広がったと思います。
サービス品質の向上・改善に終わりはありません。これからもお客さまのニーズにあった設備を、より便利に安心してご利用いただけるように、新しいサービスを提供できるシステムや技術の構築に積極的に携わり、安全・安定輸送を追求し続けたいと考えています。新しい技術や電気以外の知識も貪欲に身につけることで、自分自身の幅を広げていきたいです。広い視野で物事を考えられるような技術者として成長したいと思います。
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| 手検査および電気検測車による検査 | 定期的に手検査および電気検測車により、信号通信設備の状態を検査。 |
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| 修繕対象箇所の抽出 | 手検査および電気検測車の検査データから基準値を超えた設備を抽出。 |
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| 修繕対象箇所を現地で確認 | 必要により設備の状態を現地で確認。 |
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| 修繕計画を策定 | 検査データおよび現地確認の結果より、今後の修繕計画を策定。 |
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| 修繕の実施 | 工事会社と修繕工事を契約し、修繕を実施。 *簡易な不具合箇所については直轄で修繕する場合もあり。 |
自動車会社に4年間勤務。整備・メンテナンス業務、新車保証業務、リコール処理などのサービス業務などを担当していました。
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