


前職ではLPG船や大型原油タンカーの航海士としてサウジアラビア、オーストラリア、ベネズエラなど、世界各国へ航海しました。年間7〜8ヶ月は毎日自然と向き合いながら海の上で仕事をしていました。時代の変化とともに日本人の航海士は徐々に乗船の機会が減るようになってきて、陸上勤務が増えてきたこともあって、心機一転まったく新しい世界に挑戦してみようと転職活動を始めました。JR東日本の募集は駅のポスターで知りましたが、これだけのスケールと多彩な事業を展開している会社ですから、鉄道のことも知らない、旅行業や接客業の経験もない、過去の経験も活かすことのできない素人同然の私でも活躍できるフィールドがあるのではないかと思って応募しました。不安だらけでしたが、面接では、やる気だけは負けません!とアピールしました。

大網駅は千葉県の大網白里市にあり、外房線と東金線が乗り入れており、大網駅のほか永田駅、福俵駅、東金駅、求名駅のあわせて5駅を管理しています。駅長として列車の時間管理や調整業務、社員教育などのマネジメントを主に行っています。外房線ホームは全体がカーブしており、列車とホームとの隙間が広くなっている箇所があるため、ホーム担当社員には、十分に注意を払い安全管理を徹底するように指導しています。また、現在取り組んでいるのは「業務を記録に残すこと」。その日に駅で何があったのかを詳細に記録し、駅社員一人ひとりが大網駅代表としてお客さまにご不便をおかけしないように情報を共有できるようにしています。駅長としてのやりがいは、お客さまサービス向上への取組みなどを通じて部下の成長を感じる瞬間です。

営業部設備グループに所属していたときにSuica専用改札機(現在のIC専用改札機)の導入が始まりました。首都圏では横浜支社の数駅で試行を行い、その後首都圏各支社へ導入が決まり、千葉支社でも実施することとなりました。当時は、まだ他のICカードとの相互利用が進んでおらず、Suicaの普及率も現在ほどではなかったので、混乱が生じないかと現場から意見がありました。そこでまず駅長にコストやメンテナンス面でのメリットを伝え、どういう形でリスクを回避するかも含めて説得することに苦心しました。実際に駅の人の流動を観察し、現場の社員と会話することで、どの通路に設置すると最も流動がスムーズか、お客さまが混雑した場合どのように案内するか、案内表示をどう掲示するかなど詳細に対策を練りました。その甲斐あって導入作業を軌道に乗せることができました。この業務を通じて、人を説得する際には、実際に自らが動いて、現場を見て、事前の準備を完璧にして臨むことがいかに大切かを知ることができました。
駅をベテラン社員からも若手社員からも、何でも言い合える風通しのよい職場にしていきたいです。私はまだまだ相手に自分の考え方を伝えたり、相手の気持ちを聞き取る力が足りないと感じていますから、更なるコミュニケーションを身につけ、心の広い大きな人間になりたいです。もともと何一つスキルのなかった自分がここまで来ることができたのも、JR東日本に社員を本気で成長させようという風土があるからです。今後もチャンスがあれば何にでも挑戦していきます。広い東日本エリアのいろいろな場所や海外での仕事も経験していきたいです。
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| 8時00分 駅構内巡回 | コンコースや券売機周辺などを巡回・清掃 |
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| 8時55分 点呼 | 駅社員へ伝達事項などを周知 |
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| 9時30分 打合せ | 助役(管理者)と前日の状況報告やスケジュールの確認 |
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| 10時00分 被管理駅巡回 | 管理している駅(永田・福俵・東金・求名)の各種設備の点検、帳票類の確認、社員との打合せや情報交換 |
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| 11時00分 地元観光協会・商工会議所など訪問 | イベントなど今後の予定や現状についての情報交換 |
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| 13時00分 周辺自治体会議出席 | 地域の安全対策会議への出席 |
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| 15時00分 駅構内巡回 | ホームやコンコースなどの各種設備の確認、お客さま案内 |
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| 17時00分 駅務室にて業務などの確認 | 報告物やスケジュールなどの確認 |
商船大学を卒業後、海運会社に就職し、主に航海士としてLPG船や10万tクラスの原油タンカーに乗船勤務していました。途中2〜3年ほど陸上勤務として国内のオフィスにも通勤し、合計約9年間働いていました。
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