
建設工事では、鉄道ネットワークや生活サービス関連施設などの経営基盤の強化、また沿線地域のまちづくりへの貢献を実現するために、企画・提案から調査、設計、発注、施工監理に至るまで、総合的かつ高度な技術力を駆使し、安全・安定輸送を確保しながら、さまざまな建設プロジェクトを推進しています。
鉄道ネットワークの充実を図るプロジェクトを推進し、お客さまの利便性向上に寄与しています。たとえば、2008年5月に着手した「東北縦貫線」のプロジェクトは、宇都宮線・高崎線・常磐線の東京駅乗り入れを実現させ、これまで上野駅で乗り換えていただいていたお客さまの利便性向上を図るとともに、山手線・京浜東北線の混雑を緩和させるものです。
また2010年3月に開業した「横須賀線武蔵小杉駅」は、南武線から横須賀線への乗換えを可能とし、東京・新宿方面へのアクセスの利便性を向上させました。そのほか、新宿などの主要ターミナルの改良、相模鉄道(株)との相互直通運転などのプロジェクトを実施しています。


鉄道と道路との立体交差や、自治体の要望に対応した新駅設置、流域の安全確保のための河川改修事業にともなう鉄道橋りょう架け替えなど、沿線地域のまちづくりにつながる事業も行っています。たとえば、中央線三鷹〜立川駅間での連続立体交差化事業は、いわゆる「開かずの踏切」を廃止することにより、踏切事故・渋滞の解消、地域社会の一体化を図るため、事業主体である東京都とともに推進しているプロジェクトです。2010年11月には上下線とも高架化し、18踏切を廃止しました。また、東北本線天間川橋りょうは、流域の皆さまの安全確保を目的とした河川改修事業にともない、既設橋りょうを架け替えたものです。この橋りょうは周囲の景観に配慮したデザインにもなっています。


安全・安定輸送の確保、プロジェクトのコストダウンや工期短縮といったニーズに応えるため、技術開発を行っています。 たとえば、線路下や道路下などのアンダーパス工事を安全に、早期に、精度よく施工するための「HEP&JES工法」、駅の線路上空に、安全に早く人工地盤を構築する「SWORD工法」、高架橋での場所打ち杭などにおいて先端支持力を向上させて杭の沈下を防止し、地中梁を省略しコストダウン・工期短縮を実現した「先端プレロード場所打ち杭」、低コストかつミニマムメンテナンスをめざした「弾性バラスト軌道」など、多岐にわたります。これら新技術は、JR東日本のプロジェクトの推進に大きく寄与しています。
