


前職で鉄道関係の重機の製造や整備を担当してから、鉄道関係の仕事に興味を持つようになりました。そんなときに、駅や電車内に掲示されていたJR東日本の社会人採用の広告を見て、鉄道の運行を支える仕事に魅力を感じ、応募を決めました。さまざまな系統で技術職の募集を行っていたなかで電力に応募したのは、大学時代に風力発電の研究に取り組んだ経験から発電や電力関係に興味を持っていたことと、電車の走行に直接的にかかわることができる部門だと思ったからです。重機の電気配線部分を担当して身につけた知識や第二種電気工事士の資格を活かせるのではという期待もありました。

横浜電力技術センター電路設計2科では、横浜支社管内の駅や車両基地、信号などの施設の照明や配電盤、変圧器などの電力設備の工事にともなう設計を行っています。そのなかで私は、駅ホームの照明取替工事や駅事務室などの館内改良にともなう電灯設備の設計を担当し、現場立会で他部門と工事内容を調整し、現場調査を経て、工事図面や設計書類を作成したり、施工会社との契約や、しゅん功後の各種手続きも行います。入社前は、1日中デスクワークをしているというイメージを持っていましたが、実際は日々、現場に出向き、不具合が発生すれば緊急出動するなど、責任の重い仕事であることを実感しています。また最近では、消費電力削減のためにホーム照明のLED化工事を担当しており、駅をより安全に、そして安心してお客さまがご利用いただける場所にすることを考えつつ、近年注目されているエコ分野にもかかわりながら設計業務を行えることに大きなやりがいを感じています。

横浜電力メンテナンスセンター在籍時代、電車線の保全巡回業務の際に、変電所から電車線に電気を送る「き電線」の素線切れを発見し、その箇所の修繕工事の監督員を担当して不具合箇所を解消したことです。定期的に点検・交換しているき電線が、素線切れを起こすまで劣化することは、飛来物が接触して溶けるなどのイレギュラーな環境でなければ起きない、非常にまれなケース。さらに、き電線は頭上6〜7mの位置にあるため、双眼鏡で不具合を見つけなければなりませんでした。難しい条件でしたが、日ごろ、先輩から接続部分などの弱点箇所を重点的に確認することを教わっていたからこそ、無事に発見することができたのだと思います。また、不具合箇所はどこに隠れていてもおかしくないということを学び、自分の目で現場を見ることの大切さを再確認することができました。こうした経験や先輩から学んだ多くのノウハウは、現在、後輩社員を指導する際、非常に役立っています。
近年、問題とされている電力不足を解消するために、これからは省エネやエコに関する電力設備を普及させる仕事に携わっていきたいと思っています。そのために、まずは現在使用されている電力設備に関する知識を深め、電験3種などの資格取得に積極的に挑戦し、自分自身のスキルアップにつなげたいです。将来的には、駅の大規模改良工事にかかわることができるくらいの技術を身につけ、家族に自慢できるような仕事に携わりたいです。
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| 現場調査 | 現場調査、施工箇所・方法の確認、保安体制の検討。駐輪場が拡大するため支障する電線およびトラフ、支線などを撤去し別ルートから配線できるように考える。 |
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| 停電申込 | 停電作業の場合、停電できる日を選定し、停電担当者に申込み。 |
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| 設計 | 現場調査の資料をもとに設計(図面作成)。電線の線種など、材料の選定。 |
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| 契約 | 契約責任者が施工会社との入札契約を行う。 |
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| 着前 | 施工会社・監督員・設計者で工事着手前の打合せ。 |
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| 施工 | 施工会社による施工。 |
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| しゅん功 | 施工が完了したら、実際に設計通り施工されているか検査。 |
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| 工事完了 |