
建築では、駅を中心としたさまざまな建築プロジェクトを推進しています。お客さまや地域社会との接点でもある駅は、1日約1,650万人もの方々が利用しています。JR東日本では、お客さまの利便性向上と高収益化をめざした21世紀の新しい駅づくり「ステーションルネッサンス」を推進し、駅の可能性を100%引き出すことを重要な経営課題としています。そういったなか、建築エンジニアは、企画・計画から設計、工事監理、メンテナンスといったさまざまなプロセスに携わり、建築物の総合的なプロデュースをし、新駅建設、大規模駅改良、エキナカ開発、駅ビル、ホテルといった商業施設開発など、鉄道事業と生活サービス事業の双方に関連する幅広いプロジェクトにかかわっています。


駅はJR東日本の最大の経営資源で、営業エリア内には多様な駅が存在します。広大な営業エリアのなかには、新幹線の駅、地域の交通拠点となる駅、観光地の駅など変化に富んだ駅が存在し、それぞれの駅にあった魅力ある駅空間づくりを行っています。お客さまにとって、より利便性の高い駅空間をつくるため、大規模な開発にともなう線路上空での人工地盤構築に、鉄道特有の建築技術は欠かせません。一方で、既存建築物の状況を把握し必要に応じて修繕や補強などを行い、駅を建築物として健全な状態に保っていく必要もあります。


バリアフリー設備の整備や生活サービス事業の展開など、その駅に求められる複合的なプロジェクトを同時に実現するためには、工事が大規模になることも少なくありません。立川駅ステーションルネッサンス(エキュート立川)では、新しい施工方法の開発により工期の短縮を図ることができました。自治体と協力しての新駅建設や駅舎の橋上化(線路の両側のまちをつなぐために、線路の上を横断する通路とあわせて駅舎をつくる)といった大規模なプロジェクトにおいても、安全かつスムーズにプロジェクトを推進することが求められます。

