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「地域への貢献」に関して、東日本大震災で被災したエリア等の復興状況についてはいかがか。

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沿岸被災線区は、常磐線や仙石線などの一部区間で運転を再開しましたが、未だ約260kmで運転を見合わせています。これらの区間の復旧については、地域全体の復興やまちづくりの計画策定と一体となって進めるべく、引き続き、国や関係自治体等と協議を進めていきます。
津波により甚大な被害を受けた太平洋沿岸線区については、震災発生当初、約400kmにわたって運転見合わせ区間が発生しました。その後、安全を確認しながら、段階的ではありますが復旧工事等を着実に進め、八戸線の全線及び常磐線や仙石線などの一部区間で運転を再開しました。現時点で約260kmが不通という状況ですが、このうち、仙石線高城町・陸前小野間、常磐線相馬・亘理間、石巻線渡波・浦宿間については、線路移設や嵩上げなどの安全対策について、関係自治体等との協議が概ね合意に至ったことから、鉄道での復旧方針を決定しました。
深刻な被害が広範囲にわたっている気仙沼線、山田線、大船渡線については、「鉄道での復旧」と「BRT(バス高速輸送)による仮復旧」とを並行して検討していく考えです。「鉄道での復旧」については、「防潮堤の整備や線路の嵩上げによるお客さまの安全の確保」、「まちづくり計画との整合」、「鉄道と道路や河川との交差などについての具体的な協議」、「復旧費用の負担」などの課題があると認識しており、引き続き関係自治体などと議論を継続していきます。一方で、こうした課題の解決には相当の時間がかかると想定されること、また、沿線地域の復興やまちづくりなども段階的に進んでいくと見込まれることから、復興の各段階に合わせ、柔軟かつ早期に、安全な輸送サービスを提供するという観点から「BRTによる仮復旧」を検討しています。
気仙沼線(柳津・気仙沼間)については、2011年12月に「BRTによる仮復旧」を提案し、地元自治体の同意が得られたことから、2012年5月に一部区間のバス専用道路化工事に着手しました。BRTの運行開始時期については、沿線学校の2学期開始に合わせて、8月20日より一部専用道を使用した暫定的なサービス提供を始める予定です。そして、年内のできるだけ早い時期に本格的な運行を開始するべく、現在準備を進めているところです。
また、山田線と大船渡線についても、同様に「BRTによる仮復旧」を地元自治体に対して提案を行いました。今後も引き続き、地元自治体と協議していきたいと考えています。
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