
-
次に、「サービス品質改革」について教えていただきたい。

-
直通運転の拡充や輸送の安定性向上により首都圏の輸送ネットワークをブラッシュアップしていくと同時に、新幹線による都市間ネットワークの拡大により競争力の強化を図ります。
サービス品質改革に向けて、まず、首都圏の輸送ネットワークの拡充による潜在的な需要の掘り起こしに取り組む考えです。過去にも湘南新宿ラインなど新たなネットワークの創出を実現してきましたが、今後も東北縦貫線開業(2014年度予定)、相模鉄道との相互直通運転などにより、新たな需要を掘り起こし、競合他社に対抗していきます。その一方で、輸送の安定性向上にも引き続き力を注ぎます。人身事故等による遅れが鉄道の競争力に影響を与えていることを踏まえ、事故発生時の早期運転再開、迅速な折返し運転の実施、運転再開見込みの早期提供、山手線におけるホームドア整備などの各種対策を推進していきます。
また、新幹線についても、北陸新幹線金沢開業(2014年度末予定)、北海道新幹線新函館開業(2015年度末予定)など、都市間ネットワークの拡大を進めます。例えば、東京・金沢間の輸送量は年間260万人で、鉄道と航空機のシェアはおよそ4:6です。新幹線延伸により、同区間を2時間半で結ぶことができるようになれば、鉄道がかなり有利になることでしょう。新函館開業についても、東京・新函館間が4時間で結ばれることになり、函館と北東北を一つのエリアとし、広域観光圏を形成することが可能になると考えています。そのため、北海道新幹線開業による東北地方への観光誘発効果に、大いに期待しています。
|