撮影エピソードEpisode

2017 秋 ポスター撮影エピソード

白虎隊ゆかりの会津から太平洋・小名浜へ、
ぐるぐる福島の旅。

秋ポスターのロケは、山間地の奥会津から太平洋岸の小名浜へ福島を横断。
松岡さんの撮影は、会津若松市のさざえ堂といわき市の三崎潮見台で行われました。
ところで、この「さざえ堂」と「潮見台」には共通点があります。さて、なんでしょう? ヒントは「ぐるぐる」です。

会津さざえ堂で、世界でも珍しい不思議感覚を体験。

さざえ堂(正式名称:円通三匝堂)は、戊辰戦争の悲劇の英雄として語られる白虎隊士の眠る飯盛山に建つ、昇るひとと降りるひとがすれ違うことがない不思議なお堂です。その秘密は、堂内で二重螺旋を描く回廊。このような昇り降りで通路が別になる構造の塔は世界でも珍しく、国の重要文化財にも指定されています。
松岡さんも回廊を昇りながら、メビウスの輪に入って行くような感覚を覚えたようです。

気分は、魅力を増して行く秋に向かって走れ!只見線。

列車ポスターの撮影は、さざえ堂のある会津若松から奥会津を走る只見線にかかる「只見川第一橋梁」と「只見川第四橋梁」で行われました。
只見線は、SL やトロッコ列車によるイベント列車も運行される鉄道ファンの人気も高いローカル線です。これからの季節、車窓からは新聞社の調査で「紅葉の美しい鉄道路線」の第1位にも選ばれた美しい景色が見られます。

三崎潮見台のロケは、眼下に打ち寄せる波頭も迫力でした。

潮見台は小名浜港に隣接した三崎公園内にあります。螺旋階段を昇って屋上に出ると、眼下に広がる太平洋をダイナミックに眺望できます。そして、海に向かって突き出した展望ポイントでは、潮風を受けながら真下に海原を臨むシチュエーションに、松岡さんもちょっとしたスリルを感じたそうです。

と、いうことで「さざえ堂」と「潮見台」の共通点です。それは、どちらも建物の内部が螺旋の構造になっている
ことでした。塔をぐるぐると昇ることで目に映る景色が変化していく感動は、建てられた時代や目的が違っても
変わらないものなのかもしれません。

紅葉が、歴史に、風景に、彩りを添える季節。
美しい驚きと出会いに、秋の東北を訪ねてみませんか。