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初期臨床研修プログラム(平成26-27年度)

プログラムの名称

 本プログラムの名称をJR東京総合病院医師卒後臨床研修プログラム(平成26-27年度)とする。

研修の理念と目的

 医師の卒後臨床研修必修化に当たっては、1)医師としての人格を涵養し、2)プライマリケアの基本的な診療能力を習得するとともに、3)アルバイトせずに研修に専念できる環境を整備することを基本的な考え方として制度が構築されてきた。
 当院での初期臨床研修においては、1)全人的な幅広い診療能力をつちかい、2)救急においては主要な科における2次救急レベルの対応能力を身につけ、3)患者さんにとって最善の全身管理ができるようになることを目標としている。1年次においては、総合的に患者さんを診療する力をつけるためにほぼ全ての主要な科をローテートする。2年次においては、さまざまな医療現場において迅速な救急対応、適切な全身管理ができるようになるために、主な内科系、外科系の研修を中心に行なうものとする。

臨床研修病院の区分

 当院は、医師法第16条の2第1項に規定される基幹型臨床研修病院として、他の病院、施設と協同して臨床研修の場を提供し、プログラムを管理する。
 また、協力型臨床研修病院として、他の基幹型臨床研修病院のプログラムの研修医を受け入れる。

研修プログラムの内容

 本プログラムは、厚生労働省:新臨床研修制度の基本設計(2002年9月4日)及び医師法第16条の2第1項に規定する臨床研修に関する省令の施行についての一部改正について(2009年5月11日)の基準に沿い、当院臨床研修管理委員会下に管理され、研修期間は2年である。

(1)研修プログラムの内容
【1年次】
内科6ヶ月、外科3ヶ月、救急部門(救急・麻酔)3ヶ月を必修科目とする。
※救急部門(救急・麻酔)での3ヶ月間では、挿管・全身管理等救急医療に関する手技の修得を目的とする。

内科 外科 救急部門
(救急・麻酔)
6ヶ月 3ヶ月 3ヶ月

【2年次】
必修科目:
地域医療研修は必修科目である。秋田県(男鹿みなと市民病院)、岩手県(奥州市国民健康保険まごころ病院)、新潟県(新潟県立津川病院)、渋谷区医師会の指導医のいる関連施設、JR東京総合病院リハビリテーション科のうち、いずれか1箇所を選択して1ヶ月間行う。

選択必修科目:
小児科、産婦人科、精神科の3科のうち、少なくとも1つの科を1ヶ月以上選択する。

選択科目:
適切な全身管理を学ぶことを目的として、主な内科系と主な外科系を中心に研修を行うものとする。また、救急医療を学ぶために、12名の研修医が1ヶ月ずつ救急科をローテートするものとする。
地域医療 小児科/産婦人科/精神科 選択科目
1ヶ月 1診療科につき1ヶ月以上選択 8ヶ月〜10ヶ月

(2)東京大学医学部附属病院(東大病院)の協力型臨床研修病院として、5名を東大病院の研修プログラムより受け入れる。

(3)定員は東大病院プログラムと当院プログラムの合計で毎年度12名である。


研修ローテーションの概要

【1年次】
内科、外科、救急部門(麻酔・救急)をそれぞれ3ヶ月1ブロックとし、
すべての研修医が研修期間の前半で必ず内科を経験できるように配置する。

【例】
グループ(A):1年次

4月-6月 7月-9月 10月-12月 1月-3月
内科 外科 内科 救急部門(麻酔・救急)

グループ(B):1年次:1年目

4月-6月 7月-9月 10月-12月 1月-3月
内科 救急部門(麻酔・救急) 内科 外科

グループ(C):1年次:1年目

4月-6月 7月-9月 10月-12月 1月-3月
外科 内科 救急部門(麻酔・救急) 内科

グループ(D):1年次:1年目

4月-6月 7月-9月 10月-12月 1月-3月
救急部門(麻酔・救急) 内科 外科 内科

各グループの人数は3名程度とする。
内科は、脳神経内科、糖尿病・内分泌内科、循環器内科、呼吸器内科、消化器内科、血液腫瘍・リウマチ膠原病内科の6部門を6ヶ月でローテートする。
外科は、消化器外科・乳腺外科、心臓血管外科・呼吸器外科、整形外科の3部門を約1ヶ月毎に3ヶ月以内でローテートする。
救急部門では、救急外来・ICU及び麻酔科を3ヶ月ローテートする。麻酔科では、挿管・全身管理等救急医療に関する手技の修得を目的とする。
全ての時間外患者に対応できるよう、眼科、耳鼻咽喉科、泌尿器科、小児科の診察法と簡単な処置法の講習を受ける。
【2年次】


選択科目のローテーションは1年目の12月に各人より希望選択科目を集計し、翌年2月に草案を作成し、3月に臨床研修管理委員会が最終決定する。全人的な幅広い診療能力をつちかい,患者個々人の全身管理ができるようになるという臨床研修の理念・目的に鑑み,上記の主な内科系,主な外科系を中心として,必修科目,選択必修科目以外に最低4つの診療科を選択する。また研修の効率の観点から、原則として1診療部門に同時に2名がローテーションするのを避けるよう研修管理委員会が調整する。

研修プログラムの一環として以下の業務を行う。
(1) 夜間および休日休診日当直:常勤医の指導下で研修医当直を行う。
(2) 防火、防災、消防等の災害医療訓練に参加する。
(3) 研修管理委員会の指定する講演会、講習会、研修会、オリエンテーションなどに参加する。

本プログラムによる具体的到達目標

 当院臨床研修管理委員会は、厚生労働省臨床研修病院基準に則り以下の到達目標を設定する。その詳細は当院研修医マニュアル、あるいはEPOCのサイトで知ることができる。以下に記述するものは、当院が特に強調し重視する点である。

行動目標
(1) 患者に対する臨床医として必要な基本的態度とマナーの習得
すべての患者に自分の家族や知人に対するものと同様な配慮を持って接し、かつ職業的な冷静さを失わず、過剰な保護者的態度は排さなければならない。患者の多くが人生上の先輩であることを銘記すべきである。
(2) チーム医療に参加できる適応性、協調性の習得(他の医師、看護師、技師、薬剤師、事務職員、地域の医療施設)
永遠のテーマであり、時代、文化で異なってくるが、公正、真摯、礼儀正しいなどの徳目がまず挙げられる。医療者としては清潔な身だしなみも重要である。
(3) 問題対応能力
まず的確に問題点を指摘できなければ対応能力は養われない。その能力は真剣な診療を通じてのみ得られる。
(4) 安全管理能力
当院では医療事故防止委員会、感染防止対策委員会等の医療の安全に関連する各種委員会が組織され、院内外の情報を常に提供している。これら情報を把握し、かつ積極的に各委員会に協力することが期待される。
(5) 医療面接
本人、家族からの病歴や生活背景の聴取、病状の説明、手術や侵襲的検査前の説明と承諾の確保が行えること、さらにそれを明快に記載し、医療チーム全体の知識とできるようにすることが必要である。
(6) 診療計画
1年目の研修では研修医が診療計画を決定することを期待されていないが、各疾患の治療ガイドラインを習得し、指導医の監督下にそれを患者に説明し、計画の実施においてはその有効性を逐次確認しなければならない。
2年目の選択科目では、診療計画を自ら提案し、指導医の了承下に実施できるようにしたい。
(7) 病歴及びその他の医療に関連する文書を作成する能力
医師の業務に付帯する公文書作成業務は、法律により医師に付与されたものである。病歴、退院時概要、診療情報提供書、種々の診断書等を正確、迅速に記載することは極めて重要である。常に公開を前提として記載しなくてはならない。
(8) 医学文献の読み方と検索方法の習得及び症例や研究を発表する能力の訓練
医学、医療の情報を正確、迅速、公正に入手するため、図書館の利用法、学会の利用法、インターネットの利用法を習得し、批判的に論文を読むための訓練を抄読会、輪読会出席を通じて学ぶ。院内のCPC、各種カンファランス、医学講演会に出席し、また指名されれば発表を行う。
(9) 医療行政、予防医学の理解

経験目標
(1) 基礎的診療能力
症候学、身体所見の取り方、病歴聴取法は医学校ですでに習得しているものとする。
本プログラムでは、診療時に簡単な眼科、耳鼻咽喉科、泌尿器科、婦人科、整形外科的診察を行えること、小児科の診察ができることを目標とする。また超音波診断をすべての研修医が行えるようにする。
各種臨床検査、画像診断の適応と解釈も既に習得しているものとする。
本プログラムでは検体(静脈血、動脈血、胸腹水、カテーテル尿、髄液、骨髄、関節液等)を確実、安全に採取できることを目標とする。
2年目の選択科目では臓器生検、種々の血管造影法や内視鏡検査法を指導医の監督下で経験することを目標とする。
基本的治療手技
CPR、 気管内挿管、人工呼吸器使用、除細動、中心静脈ルート確保、各種体腔ドレナージ、胃管及びイレウス管挿入、血液透析法、血漿交換法、輸血管理、輸液管理等を経験し、独力でも行えるようにする。また外科では開創、閉創を数例経験して、切開・排膿、皮膚縫合などの基本的外科的処置を学ぶ。救急医療に必要な整形外科的処置(整復、固定など)を経験する。
2年目の選択科目の外科系では簡単な手術を指導医の監督下で執刀できることを目標とする。
2年目の内科系では体外ペーシング、治療的胸腔ドレナージ、各種ステント挿入、消化管内視鏡下処置、気管支鏡検査、末梢血造血幹細胞採取などを指導医の監督下で経験することを目標とする。
指導医、専門医の指導、助言を的確に要請できる能力を獲得する。
疾患や病態の診断と治療計画を指導医とともに患者及び関係者に適切に説明し、文書で確認できるようにする。
(2) 本プログラム中に経験すべき疾患
上記ローテーション中に厚生労働省の定める臨床研修の到達目標で必修項目とされる症候、病態、疾患を経験する。このために担当患者の調整を指導医が行う。

到達目標達成のために

 1年目の研修期間を通じて毎週1時間の研修時間を設け、外来または病棟で以下の初期或いは緊急の診療手技の講習を行う。また1年目で必須とされていない専門領域ではあるが当直業務に必須な診察法や簡単な処置法の講義を行う。 担当診療科はカッコ内である。

手技講習
腹部超音波検査 (消化器内科、外科)
心臓、胸腔超音波検査 (循環器内科、呼吸器内科)
甲状腺、脈管超音波検査 (放射線科、心臓血管外科)
婦人科、泌尿器科超音波検査 (産婦人科、泌尿器科)
脳血管障害の画像診断 (脳神経内科、脳外科、放射線科)
気道確保、気管内挿管 (麻酔科、呼吸器内科)
人工呼吸器使用法 (麻酔科、呼吸器内科)
心マッサージ (麻酔科)
除細動 (麻酔科、循環器内科)
中心静脈穿刺法 (麻酔科)
小児の輸液ルート確保 (小児科)
胃管挿入と管理 (消化器内科、外科、呼吸器外科)
イレウス管挿入と管理 (消化器内科、外科)
導尿法 (泌尿器科、産婦人科)
血液型判定と交差適合試験 (血液腫瘍内科)
骨折、脱臼の診断と治療 (整形外科)
局所麻酔法、消毒法、切開排膿法 (外科)
熱傷の治療 (形成外科、皮膚科)

講義
眼科的診察法 (眼科)
耳鼻咽喉科的診察法 (耳鼻科)
小児診察法 (小児科)
精神科領域のエマージェンシー (精神科)
血液領域のエマージェンシー (血液腫瘍内科)
内分泌領域のエマージェンンシー (糖尿病・内分泌内科)
皮膚科領域のエマージェンンシー (皮膚科)

指導体制

研修管理委員会
病院長、プログラム責任者、協力型臨床研修病院及び協力施設の研修実施責任者、院長の指名する院内医院、院長の委嘱する院外委員及び事務の責任者で構成される。
研修管理委員会委員長 : 院長 鴨川 盛秀
研修管理委員会副委員長
 兼プログラム責任者
: 副院長 山口 哲生
プログラム副責任者 : 副院長 奥山 伸彦
事務責任者 : 事務部長 鈴木 弘夫

指導医

 指導医は臨床経験7年以上で、プライマリケアの指導を充分行える能力と意欲を有する当院常勤医より、臨床研修管理委員会が任命する。

研修プログラム協力施設

 地域医療:秋田県(男鹿みなと市民病院)、岩手県(奥州市国民健康保険まごころ病院)、新潟県(新潟県立津川病院)、渋谷区医師会の指導医のいる関連施設、JR東京総合病院リハビリテーション科、の5箇所から1箇所を選択し、1ヶ月間行う。

研修の記録と評価法

 臨床研修管理委員会は、プログラム自体、指導医、研修医を対象に目標達成の成果を評価する。 行動目標の評価は、指導医の意見を重視し、経験目標では、各研修医の研修手帳及びオンライン卒後臨床研修評価システム(「EPOC」)記録と病歴概要、CPC記録、各種カンファランス記録、院外学術集会発表記録、カンファランス、セミナーの出席率を基に評価する。
 EPOCの集計は12月に一次集計、3月に最終集計を行う。経験目標は必須項目で100%、全体で90%以上の達成率が修了認定に必要である。

プログラム修了認定

 研修医の到達度の評価に基づき、臨床研修管理委員会の承認を得て、病院長がプログラム修了認定証を発行する。

研修医の処遇

 JR東京総合病院の規定による報酬が支払われる。社会保険等は厚生労働省の規定による。単身者は、希望により東日本旅客鉄道株式会社の独身寮入居を斡旋する(但し、入寮の許可要件を満たしている場合に限る)。
 研修プログラム交流のため研修協力病院で研修する期間においては、当該病院規定による報酬と処遇がなされる。

研修終了後の進路

 専門診療科を目指す卒後3年以降の後期臨床修練プログラム(専攻医)への参加者募集は本研修プログラムとは別に行う。

研修医の募集と選抜

 毎年募集要項と処遇を当院ホームページに公表し、また請求に応じて募集要項を郵送する。医師臨床研修マッチング協議会からも当院の情報を得ることができる。
 応募者に書類審査、筆記試験、面接試験等を行い、研修医マッチング(組み合わせ決定)を通じて採用決定する。
 平成26-27年度プログラムの定員数は7名で当院で選抜採用する。東京大学医学部附属病院プログラムの協力病院として受け入れる5名は、同院の選抜による。

連絡先

〒151-8528 東京都渋谷区代々木2-1-3
JR東京総合病院 臨床研修管理委員会(事務部総務課内)
電話:03-3320-2200  FAX:03-3320-2265
E-mail:06jinji@jreast.co.jp

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