整形外科田代俊之 担当部長
当科では日ごろより膝の痛みを感じている方、膝の痛みに興味のある方、今後予防をしたいと思っている方々を対象に平成16年12月から中高齢者の膝痛教室を一ヶ月に一回実施しております。
この教室は無料であり、特に予約も必要なく、今までに多くの方々に聞いていただいております。 (平成21年12月の時点で1,700人以上)
第1回膝教室
最近の膝教室
リハビリの実演
1回1時間でスライドや模型による説明、筋力訓練の実演を行っています。 毎回最後に質問を受けていますが、その中から患者さんが実際に知りたいことが分かり、講義内容も患者目線で進化してきています。
1. 膝の解剖 機能
2. 変形性膝関節症の患者数
3. 半月板損傷
4. 膝の老化による症状
5. 変形性膝関節症
高齢化社会が進むにつれ、医療の大きな目的の一つは健康寿命を伸ばすことと考えられます。
この健康寿命には運動器変性疾患も大きく関わっており、最近ではロコモティブシンドロームという言葉とともに関心が高まってきております。
特にこのロコモティブシンドロームの中でも変形性膝関節症などの関節疾患は健康寿命を終わらす大きな原因であり(図1)、これらはさらに増加の一途をたどっています。
わが国の変形性膝関節症の患者は、50歳以上で700万人、潜在患者を含めると2000万人とも言われ、毎年約90万人が発症しているという報告もあります(図2)
しかし一方で高齢になり膝が痛いのはしょうがないと、あきらめてしまっている高齢者も多く、関節症の症状があっても医療機関に行かない患者さんは、半数以上いるという報告もあります(図3)。
また今はまだ痛くは無いが、今後症状が増悪しないように、対処をしたいと考えている方も多いと思いますが、このような方々に対し、診療の場ではなく、気軽に話しを聞いていただける場をご提供できればと考えておりました。
また膝が痛くて病院に受診された方々にも、限られた診療時間で病態、診断、治療についてご理解いただくことは、限界があるとも考えておりました。
このような背景があり、むしろ患者さまに集まっていただき、十分時間をとって、気軽に話を聞いていただける場を作ろうと思い、この中高齢者の膝痛教室を始めることとしました。
当科では日ごろより膝の痛みを感じている方、膝の痛みに興味のある方、今後予防をしたいと思っている方々を対象に平成16年12月から中高齢者の膝痛教室を一ヶ月に一回実施しております。
この教室は無料であり、特に予約も必要なく、今までに多くの方々に聞いていただいております。
(平成21年12月の時点で1,700人以上)