放射線治療外来
特色
働きながら放射線治療を受けていただくための取り組みについて
がん治療と就労や介護との両立を御支援するため、乳がんに対する放射線を対象に朝8時より開始しています。毎日の治療は時間帯予約制にしておりますが、急なご予定などに合わせた予約時間の変更等にも柔軟に対応いたします。
※放射線治療対応時間 8:00～16:30（予約制）
当院で放射線治療のみを希望される患者さま、ご紹介いただく医療機関さまへのご案内
- 完全予約制です（初診時間 9:00～11:30／13:30～16:00）
- 医療機関さまからの紹介状が必要となります。
- ご予約はお電話（医療連携室: 03-3373-5931）にてお取りください。
- 当院での放射線治療の対応の可否や治療スケジュール、治療時間等の放射線治療に関するご相談は放射線治療外来（03-3320-2230）までお問い合わせください。
2024年4月1日
この度、当科での診療体制の変更に伴い、強度変調放射線治療（IMRT・VMAT）や定位放射線治療（SBRT・SRS・SRT）等の高精度放射線治療の新規受付を休止いたします。
当院での上記治療をご希望される方につきましては、ご迷惑をおかけして大変申し訳ありませんがご理解いただきますよう何卒お願い申し上げます。
質問等ございましたら03-3320-2230（放射線治療外来）までお問い合わせください。
骨転移を有する去勢抵抗性前立腺がんに対するゾーフィゴ®治療を実施しています
骨転移を有する去勢抵抗性前立腺がんに対する抗がん作用を持つゾーフィゴ®による治療を実施しています。
4週間ごとに1回ごとの静脈注射での投与を最大6回受けていただく、外来で可能な治療です。ゾーフィゴ治療にはいくつかの適用条件がございますので、希望される患者さまは当院放射線治療外来を受診し、放射線治療医とご相談ください（他医療機関さまからご紹介いただく場合は紹介状が必要となります）。
当院の放射線治療について
昭和37年（1962年）にコバルト60による放射線治療を開始して以来、現在に至るまで院内および他の医療機関さまよりご紹介いただいた患者さまの治療を行っています。
放射線治療装置「TrueBeam」を用いた外部照射を中心に、放射線治療専門医1名、診療放射線技師4名（品質管理・治療計画業務含む）、専従看護師1名、受付スタッフ1名で対応しています。
スタッフ紹介
- 役職・医師名
- 医長 木部 優一
- 得意な分野
- 放射線治療全般
- 認定等
- 日本放射線腫瘍学会・日本医学放射線学会共同認定放射線治療専門医
| 常勤 診療放射線技師 （専従4名） |
放射線治療全般 品質管理全般 |
日本放射線治療専門診療放射線技師 2名 放射線治療品質管理士 2名 第一種放射線取扱主任者 3名 |
|---|---|---|
| 常勤 看護師 （専従1名） |
放射線治療看護 |
わたしたちは、放射線治療を必要とされる患者さまの期待に応える治療を提供します。
わたしたち放射線治療に携わるスタッフは、お互いのコミュニケーションを大切にして、常に「安全」で「安心できる」放射線治療の提供に心がけます。
当施設について
放射線治療用照射装置の出力線量の品質管理は自施設で実施することに加えて、第三者による出力線量測定に参加することが強く推奨されています。
当院は日々の品質管理とともに、第三者評価機関である公益財団法人医用原子力技術研究振興財団による出力線量評価を受けております。
また、『安全かつ高精度の放射線治療を推進することを目的とした施設基準』を満たした施設として、JASTRO（日本放射線腫瘍学会）に認定されています。
放射線治療装置・使用機器・放射線治療外来
放射線治療室
治療装置：Varian社製 TrueBeam
高精度放射線治療装置TrueBeamにより正確で負担の少ないがん治療を行っています。
照合装置：BRAINLAB社製 ExacTrac
治療装置の照合システムとは別に、2方向からのX線撮影と赤外線カメラを使用した、6軸自動補正可能な寝台で、スピーディーかつ高精度な位置合わせが可能となります。
X線CTシミュレーター室
X線CT装置：SIEMENS社製
SOMATOM Definition AS（20列）
放射線治療専用ワイドボア20列マルチスライスCT装置。通常の撮影から呼吸監視ディバイス（RPM：Varian社製）システムを使用して、自由呼吸下での4DCT撮影も可能です。
放射線治療操作室・治療計画室（治療計画装置）
治療計画装置 Eclipse（Varian社製）
放射線治療外来（診察室・待合室・治療前室）
日々の治療を少しでも快適にと、空間・環境整備に、スタッフ一同こだわりを持って取り組んでいます。
