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日野市百草倉沢の万蔵院台と呼ばれる台地に、4ヘクタールの農地があり、その中に60アールほどのりんご園が広がっています。都道20号(通称野猿街道)からほど近い場所で、すぐ近くには大きなマンションが建ち並び、りんご園のある自然の高台の上からは近隣のビルのシルエットも見えるほど。りんごの栽培に携わっているのは、日野市で長く農業を営む5軒の農家のみなさんです。 |
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元々は野菜などを栽培していましたが、宅地開発されることなく昔からの姿のまま残っている農地を生かそうと、日野市が農業推進計画の一環として、この地を果樹の里として推進することになりました。そして平成四年から、りんごの栽培を始めることになったそうです。
「りんごは受粉をさせたり、袋かけをしたりと手間がかかって作るのも難しいんです。出荷できるようになるまで、5年くらいかかりました。最初は、作っていたりんごの品種も多かったんですが、気候や土地に合わないものもあって、現在はふじと陽光を中心に作っています。」 獲れたりんごは地産地消が徹底されていて、主に日野市内にある23校の小・中学校への学校給食用に出荷されています。子供たちに安心して食べてもらおうと、化学肥料や化学合成農薬の使用量を地域の慣行栽培における使用量に対し2割以上削減した栽培に取り組むエコファーマーとしての認定も受けました。 学校給食への個数の確保が第一なので日にちは限定していますが、10〜11月の特定の日の週末にりんご狩りも行っています。完熟りんごを味わいたい方は、下記連絡先からお問い合わせを。 山間に豊かな自然が残る八王子市恩方地区は、都心から一時間余りの距離ながら、ビタミン豊富なブルーベリー狩りが楽しめる場所として知名度が高まってきています。現在、恩方地区では26軒の農家が『恩方ブルベリーの里組合』に所属し、約3ヘクタールのブルーベリー畑を耕作しています。そんな恩方地区で、最初にブルーベリー栽培に取り組んだ中村農園の方にお話を伺いました。
「以前は他の果樹を栽培していて、その栽培指導に来ていただいていた方にブルーベリーを勧められたのがきっかけです。それが11年前のことでした。ブルーベリーは土壌を選ぶ作物ですが、ここには合っていたようで、無農薬で安全なものを毎年順調に収穫できるようになりました。」
その後、ブルーベリーの栽培には、八王子市からの支援が受けられるようになり、取り組む農家が徐々に増えていきました。ここまでブルーベリーが広まった一番の理由は、保水と排水という相反する条件をふたつとも備えた恩方地区の土壌にあるそうです。そのため水遣りのための施設も必要なく、とても大きな実が収穫できるといいます。
ブルーベリーは収穫からたった3日で味が落ちてきてしまう、とてもデリケートなフルーツ。そのため地元に一部を出荷する以外は、観光農園として一般のお客様にブルーベリー狩りを楽しんでもらっています。今夏は、一度に大型バス9台400人ものお客様が中村農園を訪れる日もあったそうです。こんなに大勢の人を収容できる農園が点在しているのは、まさに手付かずの貴重な大自然が残された八王子市恩方地区ならではの特徴です。
日野市や八王子市以外にも、中央線沿線では多くの作物が栽培されています。観光農園として収穫が楽しめる場所や体験農業を行っているところもあるので、ぜひ一度参加してみてはいかがでしょうか。 |
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中央線沿線の農業・収穫体験情報はこちら |
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今秋は病害虫の発生も少なく、りんごを栽培してきてから、一番の収穫量になったそうです。また糖度も非常に高く、抜群のできばえです。 |
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自然の台地を形成している万蔵院台には住宅がなく、一面が農地になっています。そのため日野市で唯一の養鶏を行っている農家もあります。 |
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受粉や袋かけなど、りんご作りにはとても手間がかかります。「地元の子供たちに食べてもらえるならと頑張って作っています。」 |
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赤や青紫、緑など12もの色素が含まれており、栄養価が高いブルーベリー。抗酸化作用もあり、目にもいいフルーツとして人気です。 |
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栽培で重要なのは、冬に行う枝の剪定作業です。実に十分に栄養を行き渡らせて、大きな粒のものを収穫するために、慎重に作業を行います。 |
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「獲れたてのブルーベリーは、格別の味わいです。お客様から『こんなにおいしいフルーツだとは知らなかった』と言われます」。 |
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ブルーベリーの収穫時期は、7月中旬〜9月上旬。中村農園では、時間無制限でブルーベリー取り放題。火曜日のみお休みです。 |
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