「日本にある多くのプレーパークは市民の活動によって生まれたものがほとんどですが、『プレーパークむさしの』は、武蔵野市が子供たちのための事業として計画したのがきっかけで誕生しました。まずは市が私有地を買い上げて公園にして、運営するスタッフを市民から集ってワークショップや勉強会を行いました。当時、私は武蔵野市の他の事業に参加をしていたのですが、それがご縁となりプレーパークの立ち上げに参加することになったんです」 |
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当時、池田さんをはじめ、スタッフのほとんどが初めてプレーパークの運営に関わる方ばかりでした。知識、経験共に少ない中、ひとつひとつ手探りで勉強を重ね、専門家にアドバイスをもらいながら運営を開始。当初は任意団体でしたが、試行錯誤を重ねつつ平成21年4月NPO法人になりました。 |
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「私たちのメンバーは、PTAの父兄の方や近隣に住む地域の人ばかりです。ほかのプレーパークの方から見ると、素人っぽさが抜け切れていないのかもしれません。でも、それが特徴のひとつではないかと思っています。特別な人が特殊な事業に関わっているのではなく、近所のおじさんたちがプレーパークの手伝いをしているという雰囲気や姿を見て、ひとりでも多くの方にご参加いただきたいと考えているからです」 |
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水曜日から日曜日まで毎日開園している『プレーパークむさしの』には、常時2名以上のプレーリーダーと呼ばれる専門スタッフがいて、子供たちと一緒に遊びながら、遊び場環境の保持を行っています。 |
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「年に何回かイベントを行っているのですが、運営スタッフ、プレーリーダーで相談をして企画内容を決め、それぞれに役割分担をして開催をします。おかげさまで夏の水イベントには700〜800人、秋祭りには2日間で1000人ほどご来場いただけました。でも、やはり一番大事にしたいのは普段の活動ですね。外遊びに優れた子供たちを育成したいわけではなく、家にいてもすることがないという子に、ここで自由に遊んでほしいと思っています。中には、ただブラブラしているだけの子やゲームをしている子もいますが、それでもいいかなと。肩肘を張らずに、学校から帰ってきた子供たちが、誰でも気軽に立ち寄れる場所でいたいと思っています」 |
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今後は、もっと多くの市民の方にプレーパークの運営や手伝い、ボランティアに参加をしてもらうことが目標だと池田さんは言います。 |
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「今までは少ない運営者や関係者で頑張ってきましたが、皆さんに負担がかからないよう、多くの方に少しずつご協力いただけたらありがたいですね。今は、そうしたボランティアに参加していただくための仕組み作りを行っています。子供たちが笑顔で遊ぶ場所ですから、参加していただく皆さんにも楽しさを共有していただける環境にしたいと思っています」 |