Environment 環境

環境教育

出前授業

持続可能な社会づくりに貢献するため、次代を担う子どもたちに対し、「環境問題」や「社会とのつながり」を理解してもらうための環境教育プログラムを2009年度からスタートしました。2013年度からは、各地域の社員が主に直接学校へ出向いて授業を行い、学校教育のサポートをしています。2017年度には経済産業省主催の「第8回キャリア教育アワード」において優秀賞を受賞しました。

出前授業の様子

実施している出前授業は、主に2種類あります。
「鉄道と情報ネットワークの秘密を探れ!」は小学校5年生の社会科でご活用頂ける内容(2時限)となっています。このプログラムでは、生活を支える鉄道の働きについて考える「社会科教育」、鉄道に携わる人々の努力や工夫について考える「キャリア教育」、循環型社会を支える鉄道の働きについて考える「環境教育」を実施しています。

  • きっぷの変化をみてみよう パネル
  • 情報の伝え方の工夫 パネル

「環境にやさしい鉄道の秘密を探れ!」は小学校高学年を対象とし、総合的な学習の時間などでご活用頂ける内容(1時限)となっています。このプログラムでは、鉄道の社会での役割を理解し、鉄道会社が行っている「省エネルギー車両」や「エコステ」、ゴミの「リサイクル」を事例として、持続可能な社会に寄与するための鉄道会社の取組みを知り、自らの生活を顧みることを実施しています。

  • 鉄道会社の役割 パネル
  • 省エネルギー車両 パネル

いずれのプログラムも多様な分析ワークを組み込み「表現力を育成」、写真やグラフ、年表などの資料を使い、データを読み取る「読解力の育成」、比較や関連図など思考を整理しやすいワークシートを活用し「論理的思考力を育成」できるアクティブラーニングプログラムとなるように努めています。

宮中取水ダムでの取組み

信濃川発電所は、新潟県十日町市・小千谷市にある、信濃川水系から取水した水を利用している水力発電所です。首都圏や上越線、新幹線の電車や鉄道施設などへ、環境に優しいクリーンな電力を供給し鉄道事業を支えています。

宮中取水ダムには、魚が遡上しやすくなるように魚道を設けています。ダム周辺には20種を超える魚類の生息が確認されており、できるだけ多くの魚類が魚道を利用できるよう流速や水深に変化をもたせるため、「大型魚道(アイスハーバー型)」「小型魚道(階段式)」「せせらぎ魚道」の3つの魚道を設置しています。

大型魚道と小型魚道の間に設置された魚道観察室では、魚が遡上する様子を観察することができます。特に6月頃のアユの遡上、9月中旬頃から11月上旬頃にかけてのサケの遡上は見どころです。

  • 宮中取水ダム
  • 遡上する魚
  • 魚道
  • 魚道観察室
所在地
新潟県十日町市小原
開館時間
4月20日~11月20日(10:00~16:00)
※河川の増水時や荒天時、工事期間中は閉鎖となる場合あり
料金
無料
お問い合わせ
信濃川発電所
電話番号
0258-82-2702(平日 10:00~16:00)
アクセス
JR飯山線 十日町駅から車で約20分