安達太良ふるさとの森づくり

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ふるさとの森づくりとは?
なぜ今ふるさとの森づくりなのか

今、地球温暖化や砂漠化などの環境破壊が大きな問題となっています。
人類は自然を切り拓き、産業や科学技術を発展させてきましたが、結局は森をはじめとする自然の恵みを受けないと生きていけません。人類は他の動物と同様に、緑の植物に頼って生きているのです。

しかし、その緑が、森がどんどん失われていっています。
誰もが環境問題については気にかけていて、何かしなければという意識を持っています。でも、実際はどこから手をつけたらよいのか、何をしたらよいのかわからないといった声も多いのではないでしょうか。
「なぜ今ふるさとの森づくりなのか」のイメージ1
たしかに環境問題は非常に幅が広く、やるべきこともたくさんあります。その中で、生きた緑の環境をつくり、再生することは、今すぐどこでも、誰でも、私たち自身でもできる活動です。未来に残る森を、私たちの自身の手で木を植えて再生させることができるのです。

JR東日本では、命の源としての森を、その土地本来の木を植えて再生する活動を通じ、自然への感謝の気持ちを持つとともに、地球の未来に貢献したいと考えています。
「なぜ今ふるさとの森づくりなのか」のイメージ2
ふるさとの木によるふるさとの森づくりとは
「ふるさとの木によるふるさとの森づくりとは」のイメージ1
昔、日本では、森を破壊して山を削り、土地をならして畑や水田をつくる一方で、他方においては、必ずふるさとの木によるふるさとの森を残し、守り、つくってきました。森は、私たちにきれいな水や空気を恵み、生活を支えてくれていました。これがいわゆる「鎮守の森」です。

「鎮守の森」の主役である、シイ、タブ、カシ類などその土地本来の木々は根がまっすぐ深くはるため、地震や豪雨でも地面が崩れず、渇水にも耐えることができます。しっかりと根付いたそれらの木の下には亜高木、低木、下草層の多様な植物が互いに競い合いながらバランスを保ちつつ成長する、強固な森のシステムが構成されます。森のなかでは、微生物や虫や動物がお互いを支え合いながら豊かな命をはぐくむ生態系が完成しています。
かつては数多く残されていたこのような「鎮守の森」は、現在その数が激減しています。

戦後日本では、木材生産のためマツやスギなどの針葉樹を画一的に植えてきましたが、これら土地の生態系に合わない木を植えた場合、少なくとも20年間は人間が手入れをしないと育ちません。これらの植林の中では同じ樹木の子どもが育たないばかりか、その土地本来の木と共生していた植物や虫、小動物も生きていけません。また根が浅いため、台風や豪雨といった災害にも耐えることができません。

将来にわたって長持ちし、多様に環境を守り、災害を防ぐ森をつくるには、その土地の生態系にあった木を植えることが重要です。そうすることによって、土地に住む人の命と文化と遺伝子を守る「鎮守の森」、ふるさとの木によるふるさとの森を再生することができるのです。

JR東日本では、国内1,200ヵ所以上、海外も含めて1,500ヵ所以上で森づくりを手がける宮脇昭先生の指導のもと、その土地の生態系にあった木を植え、命をはぐくむふるさとの森づくりを行っています。
「ふるさとの木によるふるさとの森づくりとは」のイメージ2
参考文献
「森よ生き返れ」 1999年 宮脇昭著、大日本図書発行
「あすを植える」 2004年 宮脇昭・毎日新聞「あしたの森」取材班著、毎日新聞社発行

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