サーファーの聖地でゆったりサイクリング&乗馬体験!

釣ヶ崎海岸(通称、志田下ポイント)は知る人ぞ知るサーファーの聖地。海岸がある一宮町には古くからサーフィン文化が根付いています。そんな一宮町をゆったりとサイクリング。海を見下ろしながら海岸沿いを歩く乗馬も体験しました。

一宮町がある上総一ノ宮駅はJR外房線の駅。東京駅からは特急わかしおが便利です。1時間ほどで到着。駅舎を出てすぐ左に進むと観光案内所があり、そこでレンタサイクルを利用できます。

とんがり屋根のかわいい駅舎
観光案内所の並びにはカフェやトイレ、コインロッカーがあります
ビーチクルーザーに乗って
浜辺のまちをサイクリング

レンタサイクルはビーチクルーザー(側面にサーフボードの取付け可能。ボードの種類に限定あり)、普通自転車、ロードバイク、電動アシストつきの4種から選べます。サーフボードも借りられるので、ぶらりと行って、そのままサーフィンなんて楽しみ方もできそうです。自転車は数に限りがあるので電話で予約した方が確実。レンタル当日には免許証や保険証など身分証明書が必要です。

上総一宮観光案内所
(レンタサイクル予約・受付時間)8時30分〜17時 ※夏季は〜19時 TEL 0475-47-2100

自転車はどれも新品ばかりでカラフル!
サーフボードをくくりつけられるビーチクルーザー

白のビーチクルーザーを選んでいざ出発!サドルの高さも調節してもらったので、乗り心地は抜群です。海岸沿いの道までは一直線。緑の田園地帯が広がる道を、カエルの大合唱を聞きながらのサイクリングは気持ちいい! 風に乗って潮の匂いがしてきたら、ビーチはすぐ。右折して、海岸沿いを走りながら一宮乗馬センターを目指します。

のどかな道をひたすらサイクリング
海岸沿いを乗馬体験

海岸沿いをしばらく走ると、九十九里浜一宮乗馬センターの看板が見えてきました。昭和45年オープンの歴史ある厩舎です。今回、乗馬するのはクォーターホースという種類のぼーちゃんという名前の馬。17歳なので人間で言うと50歳くらいとのこと。「動物相手だから、毎日変化があって楽しいですよ」と代表の中村さん。コースに出る前には、ぼーちゃんに入念に防虫スプレーをかけてあげていました。

乗馬センターは九十九里浜からすぐ
馬のぼーちゃんとセンター代表の中村さん

今回は草原を通り、海を見下ろす道を歩く「海と林間コース」をチョイス。約20分間の行程です。アップダウンの少ない道を係員が引き綱を引いて連れて行ってくれるので、初心者でも安全に楽しめます。小さい子どもと一緒に乗る親子騎乗もできるそうなので、ファミリーで馬に親しむことができます。
中村さんの指導に従ってゆっくりと乗馬。人肌より少し暖かい体温が伝わってきて「生き物に乗っている!」という実感が湧いてきます。草原の道では通りすがりのサーファーが、爽やかな笑顔で挨拶してくれました。
綱を引く中村さんとぼーちゃんの息もピッタリ。そうしているうちに、海が見える丘に到着!ここは海全体を見渡せる上、潮風も感じて爽快です。いつもより高い位置から見る風景も新鮮。

いざ、出発!思ったより高いです。揺れるので体幹が鍛えられそう
サーファーとサラブレットがすれ違う一宮ならではの光景
5〜6分で海を見下ろす丘に到着

丘の上をしばらく歩いたのち、また草原に戻って帰路につきました。乗馬の後は「お疲れさま」と、ねぎらいの意を込めてニンジンをあげます。すでに待ち構えているぼーちゃんにニンジンをあげていると、鼻息がかすかに手に当たってくすぐったい!

丘の上からは景観も良好。立ち止まって写真を撮ってもOK
騎乗のあとはもぐもぐタイム
「お疲れさま。暑かったね」と撫でてあげました
建物の中には馬のイラストや、写真が飾られていました。蹄鉄も販売されています

厩舎には、リタイアした競走馬もいるそうで、中でも2002年に朝日杯FSで優勝したエイシンチャンプは競馬好きにはたまらない名馬。現在18歳と高齢ですが、遠方から訪ねてくるファンもいるそうです。かつてフィールドを駆け抜けた名馬が、今では海辺のまちでのんびりと余生を楽しむ。そんな光景もなんだか味わい深いです。混み合う時期はゴールデンウィークだそうですが、予約の電話は入れた方が安心。また、真夏は日差しを遮る場所がないので、帽子は絶対必要です。

九十九里浜一宮乗馬センター
(営業・予約時間)9時〜17時 ※夏時間8時〜12時・15時〜18時 TEL 0475-42-2851 定休日 水曜

老舗サーフィンショップを見学
オレンジ色と紺のツートンカラーが目印
吹き抜けの高い天井の店内は開放感たっぷり

乗馬センターからサーフィンショップchpへは、自転車ですぐ。店長の中村新吾さんが迎えてくれました。chpは1967年にオープンした老舗のメーカー直営店です。創業者で中村さんのお父様・中村一己さんは60年代からサーフィンを始め、日本にサーフィン文化を広めたレジェンドサーファーです。日本に駐留する米兵が楽しんでいたサーフィンを、自作のボードで体験。その魅力にはまった一己さんが良い波を探してたどり着いたのが、ここ一宮でした。

ログハウスのような温かみのある店内
店長の中村新吾さん
1960年代〜80年代のボードがずらり。日に焼けたレトロな風合いがおしゃれ
フィンの種類も多種多様

店名のchpは「カルホルニア(カリフォルニア)・ハワイ・プロモーション」の略。創業者の中村一己さんが、アメリカの友人と一緒にカリフォルニアとハワイに同時に店をオープンさせたとあって、どこか西海岸の開放的な雰囲気を感じる内装です。chpでは初心者のためのサーフィン教室も開催しているそうです。

ボリュームたっぷり!
サーファープレートを満喫

遅めのランチは「SEASONG」で。一軒家のカフェレストランで、パンも焼いています。ワンプレートでボリュームたっぷりという噂のサーファープレートを注文。デザートには自家製プリンをいただきました。

石畳みのアプローチに煉瓦造りの壁といった南欧風の外観

丸太が積まれた壁、高い天井にファンが回る広々とした店内。オーナーこだわりの手作りの空間は、南欧の風とハワイアンネーチャーがコンセプトだそう。バリアフリーなので車椅子やベビーカーの入店も OK。人気のサーファープレートは、カレーライスやタコライスといったご飯もののメインと、トンカツやチキンカツのサイドメニューから一品ずつ選び、さらにフライドポテトとサラダがつくワンプレート。お腹をすかせたサーファーには嬉しいボリュームたっぷりの一品です。

ウッディな雰囲気がすてきな店内
サーファーズプレートは1,380円(税別)。
名物の「よっちゃん丼」と「大海老のロースト」をチョイス
大人数でテーブルを囲めるゆったり空間
ガーデンテラスでは愛犬と一緒に食事を楽しめる

オーナーの市東さんのこだわりは、手作り。サラダのドレッシングから、市販のものを使わず手作りし、お米もなるべく無農薬の米を農家から取り寄せています。「料理は素材が第一ですね」と市東さん。メニューはパスタなどイタリアンから、ポキといったハワイアン、タコライスやビビンバまでバラエティー豊富。プリンももちろん自家製です。

自家製のプリン。優しい味です
表面はクレームブリュレのようにパリパリ
風を感じるサンルームから外を眺めて
サーファーの聖地・釣ヶ崎海岸広場に行ってみた!

一宮にはレジェンドサーファーの中村一己さんに続き、良い波を求めて多くのサーファーが訪れるようになりました。中でも「志田下ポイント」と呼ばれる釣ヶ崎海岸は、年間を通して良質な波が打ち寄せる絶好のサーフィンポイントとなっています。ここをホームポイントとして活躍するプロサーファーも多数。ゆったりとした波の向こうにサーファーの姿が見え、打ち寄せる波音以外はとても静か。時間を忘れてしまいそうです。

ゴミひとつない、きれいに整備された海岸。この日の波はおだやかでした
通称「志田下ポイント」。ベージュ色のサラサラな砂の海岸です
海岸に立つ鳥居が目印
釣ヶ崎海岸は上総十二社の祭場で、毎年盛大な祭りが開催される

「サーフィンは周囲の雑音から切り離され、自然の中で波と一体化できるスポーツです。小さな子どもから、上は70代の年配の方まで楽しんでいます。初心者でも興味があれば気軽に体験して欲しいですね」とchp代表の中村さん。ここ5年、徐々にサーフィン人気が高まっているそうです。40代~50代のサーファーが、早朝や夕方にさっと海岸に来て波に乗っていく。そんなスタイルが定着してきているそうです。 次回訪れた時はサーフィンに挑戦してみようかな、と思える出会いにあふれる旅でした。

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