南房総 里山BBQとアイスクリーム作り
~夏の里山風景と旬の魅力を体験!~

「道の駅」というと、お出かけの途中に立ち寄って休憩するところ……そんなイメージがありませんか? いえいえ、今回ご紹介する道の駅は多彩な楽しみ方ができて、旅の目的として1日ゆっくり過ごすことができる場所なんです。千葉県の中でも、最も早く道の駅に登録した「道の駅とみうら 枇杷(びわ)倶楽部」と、2番目に登録した「道の駅三芳村 鄙(ひな)の里」を訪れてみました。里山の風景の中でゆったり、のんびり過ごす夏の1日をレポートします!

手ぶらで楽チン! 地元食材でBBQ

「道の駅三芳村 鄙の里」(以下、鄙の里)に到着! 何はさておき、腹ごしらえといきましょう。
家族やグループでワイワイ賑やかに、笑って、食べて、BBQって楽しいですよね。でも、道具やら食材の準備が大変ですが、ここなら全部用意してくれるので、後は焼いて食べるだけ。

お皿の上にびっしりとお肉や食材が並んでいます。一見、ハンバーグのようなものは、房総の郷土料理「さんが焼き」。鯵やにんじん、しょうがを細かくたたいて、味噌を混ぜてシソをのせたものです。お父さんのビールに合うし、これなら魚嫌いのお子さんも喜んで食べてくれそうです。骨付きソーセージや鶏のつくねもおいしそうに焼けました! 野菜も、地元で採れたものばかり。かぼちゃやたまねぎは炭火でじっくり焼くためか、とっても甘みを感じます。焼き野菜だけでなく、ちょっと辛味の強い房総の赤目しょうがやきゅうりなどのスティック野菜、冷やしトマトもBBQセットに入っているので、味に変化があって飽きずに食べることができます。
最後の締めは、中に味噌玉の入った「蛍米(ほたるまい)」のおにぎり。このお米は、清流の流れる近隣の地域で無農薬に近い状態でおいしく育てたものだそうです。

さんが焼きや、彩りきれいな地元の野菜も!
おいしそうに焼けてきました。写真は2人前。
※食材は時期によって異なります。

BBQは、鄙の里の裏側にあるウッドテラスで楽しむことができます。目の前はのどかな里山の風景が広がっていて、8月には田んぼが黄金色に色づいてそろそろ稲刈りも始まるとか。そんな光景を眺めてのんびり過ごしたり、ウッドテラスの横にある足湯に浸かるのもおススメです。靴を脱いで、足ふみロードで足裏を刺激すると、日頃の疲れが癒えてきます。

田園風景を眺めながらまったり
BBQの横には足湯も
足裏を刺激してくれる足ふみロード
鄙の里で、新鮮野菜や乳製品などお土産チェック!

小休止の後は、お土産チェックです。BBQで食べたおいしい野菜は、鄙の里に隣接した農産物直売所「土のめぐみ館」で買うことができます。生産農家直営で、朝一番に採れたお米や野菜などの農作物や、手作りの加工品がずらりと並んでいます。確かに、入り口には野菜を運んでくる農家さんの姿も見られます。
この地域は昔、「三芳村」と呼ばれていました。平成の市町村合併で三芳村という地名はなくなってしまいましたが、地元の方はこの地域で採れる野菜を「三芳の野菜」と呼んでいるのだそうです。「土のめぐみ館」で販売される野菜は、安くて新鮮なので、地元の方の利用が多いというのもうなづけます。

採れたてならではの新鮮さ
熟成トマトも
蛍が棲むような清流の地で収穫された「蛍米」

今の時期は、なす、きゅうり、トマト、レタスなどの夏野菜やスイカも! さっきBBQのおにぎりに使われていた「蛍米」もありました。ツアーには鄙の里で利用できる500円券が付いているので、ついつい買いすぎてしまいそう。

鄙の里のエントランス
採れたて野菜を販売する「土のめぐみ館」
お値段も手ごろな旬の野菜

鄙の里のおみやげコーナーにも、「ここならでは」のものがあります。 南房総は「日本酪農発祥の里」ともいわれており、鄙の里には牛乳の製造工場が隣接。「三芳の牛乳」は低温殺菌しているため、牛乳本来の風味が楽しめます。また、牛乳のほかカステラやプリン、アイスクリーム、ソフトクリームなども人気商品です。

おみやげコーナー
低温殺菌でつくられた牛乳
風味豊かな味わいの地ビール「安房麦酒」も!
枇杷倶楽部でアイスクリーム作り

鄙の里から「道の駅とみうら 枇杷倶楽部」(以下、枇杷倶楽部)へ移動します。ツアーには送迎付きですので、道の駅のはしごもラクラクです。
枇杷倶楽部は、一度聞いたら忘れないユニークな名前ですが、この周辺は果物のびわの産地として有名な場所で、明治42年以来、天皇・皇后両陛下へ献上されているのだとか。そこで、道の駅の名前も枇杷倶楽部と命名したのだそうです。
枇杷倶楽部は、「全国道の駅グランプリ2000」で最優秀賞を受賞したり、全国モデル道の駅6ヵ所のうちの一つに選ばれています。特産のびわを利用したオリジナル商品の開発や販売、果物狩りなど地域の観光資源を生かした商品開発、体験教室の開催などが評価されたのでしょうね。

エントランス横にあるびわのオブジェ
外観もおしゃれな枇杷倶楽部

さて、いよいよアイスクリーム作り体験です。係の方が丁寧に教えてくれるので、お子さまも気軽に参加できます。では、作り方です。
(1)小さいボールに、卵、砂糖、生クリーム、牛乳を入れて泡立てないようによく混ぜます。
(2)大きいボールに砕いた氷を入れ、温度が下がるように塩を入れます。
(3)大きいボールに小さいボールをのせて、材料を泡立て器でかき混ぜます。
  ★ここがポイント! この時、泡立て器と反対に小さいボールを回して、素早く回転させます。
(4)約15分ほどでソフトクリームの硬さになればOK。

まずは小さいボールに材料を入れて
泡立て器とボールは反対に回すのがコツ

コーンにのせてみました。ちょっと柔らかかったようで、きれいに盛り付けるのが難しかったのですが、味はなかなか。ほど良い甘さで、なんだか懐かしいような味でした。夏休みの思い出に、親子でアイスクリーム作り体験なんて、いいですね。

見た目はイマイチですが、味はGOOD
季節の特産品が並ぶ「びわマルシェ」

枇杷倶楽部でも、お買い物タイムは欠かせません。 入り口近くにある「びわマルシェ」は、フランスの市場のようにおしゃれに季節の産直野菜が並んでいました。お値段は現地価格なのがうれしい限りです。鄙の里でお野菜を買ったのに、またここでも買いたくなってしまいます。
特産のびわの収穫時期は、5月から6月なのでこの時期はありませんが、季節にはここに特産のびわがズラリと並ぶのでしょうね。また、その時期に来たくなりました。

「びわマルシェ」のお隣には、ゆったりとお買い物できるショップもあります。びわを使った枇杷倶楽部オリジナルの商品が豊富に並び、楽しい気分になってきます。一番人気は、「びわゼリー」。完熟びわのおいしさをぎゅっと凝縮したゼリーです。また、のむ果実枇杷、枇杷ジャム、キャンディなどから、びわの葉のお茶やカレーも。また、ビワの葉エキスを配合したボディソープやタオルなども並んでいます。
ちなみに、こうしたオリジナルのお菓子類の多くは、農家で出荷できないびわを買って枇杷倶楽部で加工しているそうです。これなら、無駄が出ずにコストダウンできるため、びわ農家も商品を購入するお客様にとってもメリットが大きいですね。

人気№1 びわゼリー
のむ果実枇杷
ボディソープなどもオリジナル

BBQやソフトクリームも食べ、お買い物もして、満足、満足の一日。
帰りの時間まで、枇杷倶楽部の裏庭を散策してみました。カフェレストランのテラス席の向こうは、色とりどりの花が咲き乱れるフラワーガーデン。ここで、ゆっくりお茶するのもいいですね。
里山の自然や地元の食材から、たっぷりエネルギーをもらった南房総の旅。のんびり過ごすうちに、なんだか充電できたような、そんな気分になれるワンデイトリップでした。

時の経つのも忘れてくつろげるカフェテラス
花壇や対岸の眺めが楽しめる月見台
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