海鮮グルメと東京湾の大パノラマを堪能!石のまち金谷を散策

金谷は内房の真ん中あたりにある海辺の町。豪華な海鮮グルメを堪能してから、ロープウェーで念願だった鋸山へ登頂してきました。新鮮な海の幸はもちろん、頂上のダイナミックな景色からスリル満点の地獄のぞきまで、金谷の魅力を盛りだくさんでお届けします。

潮風に吹かれながら、海辺の町をのんびり散策

東京駅から快速列車のグリーン車で君津駅へ。君津駅から内房線に乗り換えていくつか駅を過ぎると、列車は海岸線に沿って走り出します。朝日にキラキラと輝く海に見とれているうちに、金谷の玄関口となる浜金谷駅へ到着しました。
今回は平日のツアーでしたが、土日であれば特急「新宿さざなみ号」が運行しているので、新宿駅から浜金谷駅まで2時間足らずで着きます。海辺の駅らしく、水色の屋根が可愛らしい浜金谷の駅舎。駅前には午後から向かう鋸山ロープウェーの大きな看板があり、山頂から眺める大パノラマへ期待が高まります。

金谷散策の玄関口、浜金谷駅
ロープウェー乗り場は駅から徒歩8分
「KANAYA STATION」には日帰り温泉も

本日最初の目的地、海鮮グルメをいただく「漁師料理かなや」までは歩いて約40分の道のり。送迎サービスもありますが、せっかくの良いお天気ですので、のんびり散策しながら向かうことにしました。「漁師料理かなや」をめざして海沿いの国道をしばらく歩くと、お洒落な建物が見えてきました。ここは、古い温泉旅館を改装して2017年にオープンした観光案内所「KANAYA STATION」。カフェも併設されているので、案内所で情報収集をしてから、お茶をしながらプランを錬るのも良さそうですね。

海の景色を楽しみながら、海岸沿いの国道を散策。金谷は東京湾の玄関口にあり、海の向こうには対岸の三浦半島がすぐ近くに見えます。三浦半島と房総半島に挟まれた浦賀水道には、大きなタンカーや貨物船がのんびりと行き来していました。

対岸の久里浜との間はフェリーも運航
海を眺めながら、盛りだくさんの海鮮グルメを堪能!

しばらく国道を行くと、海に突き出た岬のパーキングエリアに、「漁師料理かなや」の大きな建物が見えてきます。「漁師料理かなや」は食事や日帰り温泉が楽しめる複合施設。なかでも人気なのがこれから向かう海鮮料理の食事処。この日は平日にもかかわらず、店内はお客さんで大賑わいでした。

岬の先端に建つ「漁師料理かなや」は、内房の海を一望できるパノラマビューが自慢

広々とした店内は、海側が全面ガラス張りのオーシャンビュー。席に案内されると、さっそく彩り豊かな海の幸が次々と運ばれてきました。びゅう商品のツアーのために用意されたのは「大漁御前」というコース。貝類の浜焼き、新鮮なお刺身の舟盛り、魚介と季節野菜の天ぷら、郷土料理のサンガ焼きやかじめ汁など、豪華なメニューがずらり。興奮気味の心を落ち着けて、ひと品ずつ料理をご紹介しましょう。

びゅう商品のツアーのための特別コース「大漁御前」

まずは、バーベキュー気分で楽しめる浜焼きから。本日のメニューは三陸から活きたまま取り寄せたホタテとサザエ、そして新鮮なハマグリ。網にのせると貝の口がぱっくりと開き、やがてジューシーなエキスがふつふつと煮え立ち、あたり一面香ばしい匂い。ホタテは口が開いたら上側の殻を外し、トングで身を裏返して醤油をさっとかけ、軽く火が通ったらすぐに網の外へ。サザエは口を下にして網にのせ、汁が落ちてから裏返して焼くとよいそう。焼きたてのあつあつを頬張るのは格別のおいしさです!

舟盛りのお造りは、地アジ、マグロ、ツブ貝に、旬の魚2種の盛り合わせとなります。なかでも目を引くのは、新鮮な地アジの姿造り。それもそのはず、店内の生け簀に泳ぐアジは近くの漁港で水揚げされたもので、注文を受けてからさばくのだそう。新鮮そのもののアジはほどよく脂がのり、ほんのりした甘みも。普段食べているアジとは比べものにならない美味しさです。小鉢に盛られたサンガ焼きは、アジのたたきに味噌を混ぜて焼いたもの。房総ではお馴染みの郷土料理です。

5種のお造りが楽しめる豪華な舟盛り
郷土料理のサンガ焼き

お腹がいっぱい!といいつつも、魚介と季節野菜の天ぷらも美味しくいただき、しっかり完食いたしました。そうそう、もう一つ忘れてはならないのが、房総名物の海藻“かじめ”。あのメカブよりも粘りが強い海藻で、その食感が汁物とよく合うことから、味噌汁やラーメンの具として人気だそうです。

エビ天つきの天ぷら盛り合わせ
粘りの強さはご覧の通り

2階には浜焼きが食べ放題で楽しめるコーナーがあり、こちらも多くのお客さんで賑わっていました。食べ放題なら育ち盛りの子ども連れでも安心なので、週末に家族で訪れても楽しそう。隣の建物には房総の特産品をそろえた土産物店もあり、先ほど食べた“かじめ”も売っていました。施設内に日帰り入浴ができる天然温泉もあるので、食事の後に海を眺めながら温泉につかるのもよいですね。

房総の特産品がそろう土産物店
ロープウェーを使って、360度のパノラマが拡がる鋸山の頂上へ!

海鮮グルメでお腹を満たした後は、ロープウェーで待望の鋸山へ。鋸山とは変わった名前ですが、切り立った岩肌が露出し、山頂部分がノコギリの歯のようにギザギザしていることがその名の由来と言われます。

ロープウェーからの絶景
鋸山の標高は約329m

約4分間のロープウェーの旅を楽しんで山頂駅に到着。鋸山は房州石と呼ばれる良質な石材の産地として名高く、江戸から大正時代にかけては年間約56万本もの石が切り出されていたそうです。山頂駅には資料コーナーがあり、当時の道具や切り出された石を間近に見ることができます。

山頂駅屋上にある展望台

山頂駅の建物から外へ出ると、そこに広がるのは海と山に囲まれた360度の大パノラマ。 屋上は展望台になっていて、東京湾の海と内房の海岸線が遠くまで見渡せます。浜金谷のイメージカラーでしょうか、白亜の建物に映える水色の手摺りがとってもお洒落!

保田や元名海岸から州崎の岬まで、屋上展望台からは南房総の地形が見渡せます。この日はとても風が強くて、打ち寄せる波が海岸を白く縁取るのがよく見えました。

展望台はもう一つあり、眼下には金谷港に発着するフェリーの姿も。遠く対岸を眺めると、久里浜や三浦半島、橫浜、東京方面まではっきりと見渡せます。視界が良い日は遠く富士の山も望み、その眺めは「関東の富士見100景」にも選ばれているそう。

三浦半島と房総半島に挟まれた浦賀水道の眺め
スリル満点!断崖絶壁から見下ろす「地獄のぞき」を体験

鋸山の楽しみは、ダイナミックな景色ばかりではありません。その他の見所としては、石切場跡がある「登山・山道エリア」と、「地獄のぞき」体験や石仏巡りができる「日本寺エリア(有料)」に分かれます。今回は、念願だった「地獄のぞき」をめざして、「日本寺エリア」にコースをとりました。展望台の先にある石段をおりると日本寺の入口となる西口管理所があり、そこから「地獄のぞき」までは約20分の道のりとなります。ここから先は足場の悪い石段の山道。スニーカーなど歩きやすい靴で出かけましょう。

日本寺の入口。拝観料は大人600円
石段の山道が続く
断崖絶壁に突き出た「地獄のぞき」

「地獄のぞき」があるのは鋸山のてっぺん。ふうふう、息を切らしながら山道を上り詰めると、ようやく山頂展望台に到着しました。その先を眺めると、切り立った崖から空中に突き出た大きな岩が!これこそが金谷名物の「地獄のぞき」です。迫力ある眺めに思わず膝がガクガク?いえいえ、もちろんこれは武者ぶるいです。

いざ勇気を振りしぼって、地獄をのぞくべく岩の先端へ! 手すりにつかまり(しがみつき?)下をのぞくと、鋭角に切り立った断崖の底に小さく人の姿が見えます。高所恐怖症の人にはおすすめできそうにありませんね。

「地獄のぞき」の下には切り立った断崖

山頂展望台から少し下り、「地獄のぞき」から見下ろした断崖の底へ向かいます。垂直に切り立つ石壁が両側から迫り、音もなく静まり返る様子が神聖な雰囲気で、まるで古代神殿にいるかのよう。さらに先へ進むと、石壁の奥に隠されるようにして百尺観音がその姿を現します。百尺、つまり約30.3mの高さがある観音像は、まさに荘厳のひと言。先ほどのぞいたのは地獄ではなく、実は極楽だったのかもしれませんね。

下から見上げる「地獄のぞき」
百尺観音
電車の待ち時間にちょっと寄り道。房総土産をゲット

鋸山を下山した後は、浜金谷駅の手前にあるマーケット・プレイス「ザ・フィッシュ」に寄り道。広々とした施設内には、地元で水揚げされた新鮮な魚介類や房総の特産品など、お土産にぴったりな品物が数多くそろいます。同じ敷地内にある「海鮮浜焼き まるはま」では、とれたての魚介を食べ放題で楽しめるコースが人気。今回のツアーでも料理コースの一つとしてチョイスできます。

「ザ・フィッシュ」は青い看板が目印
地物の海産物を扱う「お魚市場」
「海鮮浜焼き まるはやま」

新鮮な海の幸の数々、東京湾を見渡すダイナミックな景色、切り立った石壁や磨崖仏が神秘的な鋸山。金谷を巡る散策はお腹も心も幸せいっぱい、大満足の旅となりました。

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